C-NEWSは3月20日、ドコモが3月6日に発表した低価格な国際ローミング対応端末「SIMPURE」シリーズ(3月6日の記事参照)にラインアップされる、韓LG電子製端末「SIMPURE L」についての調査結果を発表した。調査は製品発表後の3月11日と12日の両日、ドコモの携帯電話を使っている15歳から49歳のインターネットユーザー400人(10代、20代、30代、40代の男女各50人ずつ)に対して実施したもの。
この調査によると、「SIMPURE L」シリーズについては「価格」や「国際ローミング対応」という項目の評価平均点(評価平均点:10点単位の選択肢の点数と回答数の積を求め、その合計を母数で割ったもの)が58点、57点と高く、「大きさ・重さ」が55点、「カラー」が49点、「デザイン」が46点と続く。最も評価が低かったのは「メーカー」で40点。
また、購入意欲をパーセンテージで答える調査を行ったところ、購入に前向きと考えられる「70%以上」の購入意欲を持つ人は全体の4%にとどまり、購入意欲はあまり高くないという。
「SIMPURE L」に対して魅力を感じているか、との質問には、「感じる」「どちらかといえば感じる」と答えたのが2割強。逆に「感じない」は3割強で、「どちらかといえば感じない」と合わせると5割強おり、厳しい評価がうかがえる。
自由回答では「海外で使える(自由業・20代)」点や「価格が安い(会社員・40代)」点、「使いやすそう(パート・アルバイト・30代)」なところなどを評価する声があった。一方で「価格は魅力的だけど、デザインや色が可愛くないし、思ったよりも重いから(学生・10代)」「日本メーカーのほうが安心出来る(会社員・30代)」「今まで実績のないメーカーのため(学生・20代)」「アンテナが邪魔。厚みがある(自由業・40代)」という厳しい意見も多かったという。
なお同時に調査した「次に携帯電話を購入するとしたら、端末のメーカーにこだわるか?」という質問に対しては、「こだわる」と答えた人が3割半ば、「どちらかといえばこだわる」という人も3割程度いた。1割半ばにとどまった「こだわらない」「どちらかといえばこだわらない」と答えた人より圧倒的に多い。端末メーカーに対するこだわりは、年齢が若いほど顕著という調査結果も出ている。
C-NEWSでは、韓LG電子製端末「SIMPURE L」に対する購買意欲があまり高くない理由は「端末メーカーへのこだわりがあるため」と分析している。
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