SIMPURE Nに追加された機能の1つが、「クイックダイヤル」機能だ。これはテンキーの「2」〜「9」を長押しすることで、電話帳で該当する番号の登録番号に電話をかけられる機能。「従来も似た機能があったが、テンキーを押して『発話キー』を押す、という流れだった。クイックダイヤルの場合は長押しするだけで発信できる。ツータッチのところを、ワンタッチにしてある」
メール周りでは、なんといっても「ATOK+APOT」を採用したのが特徴となる。これはNECとして初めての試み。「ATOKの魅力はやはり、予測変換。社内で『テスト文』を作って評価する際に、ATOKなら次々と文字を予測してくれるので決定キーを押すだけで文章ができていく。作業時間の短縮につながっている(笑)」(池田氏)
なぜ、SIMPURE NになってATOKを採用したのか。商品企画部マネージャーの山田氏は「SIMPUREという新シリーズが出る、このタイミングでATOKを採用することにした」と説明する。一方で、従来の文字入力ソフト「T9ダイレクト」が悪いというわけではない……ともコメントする。「T9の文字入力にハマると、抜け出せないユーザーも多いはず。私もその1人だ」
冒頭、山田氏はSIMPURE Nが「電話とメールにこだわった」端末だとコメントした。それを裏付けするのが、クイックダイヤルによる通話機能であり、またサクサクした操作性とATOKの予測変換を兼ね備えたメール入力なのだとした。
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