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» 2006年05月29日 01時00分 公開

夏モデルの“ここ”が知りたい「W44T」編(1):Bluetoothはどこまで使えるか──「W44T」

auの夏モデルでは唯一Bleutoothでの音楽再生に対応する「W44T」。音楽再生に利用できるのは付属のBluetoothレシーバーのみとアナウンスされており、Bluetoothの互換性が気になる人は多いようだ。

[坪山博貴,ITmedia]

質問:市販のBluetoothヘッドフォンは本当に使えないのか

 モバイルキャストのBluetoothヘッドフォン「MPX2000」を「W44T」ペアリングしてみたところ、ペアリング自体は問題なく行われ、auミュージックプレイヤーからも再生先として選択できた。しかし着うたフルを再生しようとすると「再生できません」と画面に表示され、MPX2000での再生は行えなかった。

ちなみにW44Tでは、「W41T」のように独自フォーマットで送信している訳ではない。「着うたフル」など著作権保護されたコンテンツは「SCMS-T」で暗号化してBluetoothで伝送している。従って「SCMS-T」に非対応のMPX2000では再生できなかったわけだ。しかしペアリングは行えているし、再生開始時に初めて伝送を拒否しているので、「SCMS-T」に対応した市販のBluetoothヘッドフォンが登場すれば問題なく利用できる可能性は高そうだ。

PhotoPhoto 市販のBluetoothヘッドフォンも問題なく認識してペアリングでき、出力先に選択する事もできた。音楽再生用の「A2DP」、ハンズフリー通話用の「HFP」の両方で問題なく認識されている事がわかる
Photo 着うたフルを再生しようとするとこのようにメッセージが表示され、再生できない。Bluetoothへの出力段階で暗号化が行えないために再生が拒否されているようだ

質問:Bluetoothヘッドセットなどは使えるのか

ハンズフリー通話用のBluetoothヘッドセットは問題なく利用できる。動作をチェックできたのはMPX2000での「HFP」接続のみだが、問題なくハンズフリー通話が行えた。また付属のBluetoothレシーバーと同時接続しておくと、着信と同時にMPX2000から呼び出し音が聞こえ音楽再生は一時停止、MPX2000での通話が完了すると再度付属のBluetoothレシーバーでの音楽再生が再開された。

 あくまで予測だが、「SCMS-T」に対応するBluetoothヘッドフォンとヘッドセットの両機能を備える製品が登場すれば、音楽再生とハンズフリー通話を1つのBluetoothデバイスで兼ねることも不可能ではなさそうだ。

質問:PCなどとの接続はできる?

W44Tは音楽再生用の「A2DP」、ハンズフリー通話用の「HFP」に加え、W44Tをモデム代わりに利用してインターネット接続が行える「DUN」(Dial-Up Networking Profile)、画像転送に用いる「BIP」(Basic Imaging Profile)、名刺交換などに利用される「OPP」(Object Push Profile)がサポートされており「ThinkPad T43P」の内蔵Bleutoothではこれらのプロファイルを問題なく認識できた。従来のBluetooth搭載東芝端末とほぼ同様に、PCと接続してインターネット接続やデータ交換が行えるようだ。

Photo W44Tがサポートするプロファイルは自機情報で確認できる。画面には表示されていないが、「A2DP」とセットで利用されるリモートコントロール用の「AVRCP」、ベーシックプロファイルである「SPP」や「GAVDP」などももちろんサポートしている

※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。

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