初代ワンセグ携帯の「W41H」(記事一覧参照)が、厚く丸みを帯びたデザインだったのに対し、「W43H」(8月29日の記事参照)スリムですっきりしたデザインに仕上がった。サイズを比べてみると、高さは変わらないものの幅が3ミリ、厚みが4ミリ少なくなっている。またW41Hでは盛り上がっていた底面のカメラ周辺がW43Hではフラットになっており、この差も大きい。重さも19グラム軽くなり、手にとって分かるレベルの軽量化が図られた。
端末名 | サイズ | 重さ |
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W43H | 約50×106×23ミリ(幅×高さ×厚み) | 約140グラム |
W41H | 約53×106×27ミリ(幅×高さ×厚み) | 約159グラム |
W43SA(参考) | 約50×102×22ミリ(幅×高さ×厚み) | 約133グラム |
W41CA(参考) | 約49×103×22ミリ(幅×高さ×厚み) | 約126グラム |
「W11H」以降、姿を消してしまった日立端末名物の「気配りスイッチ」(5月31日の記事参照)。毎回、日立製の新端末が登場すると、この機能の有無を気にする声が寄せられるが、W43Hにも搭載されていない。
W43Hは、ビジネスとプライベートなど、利用するシーンに合わせたアドレス帳やスケジュール、待受画面に切り替えられるWシーンに対応している。それぞれのシーンへの切り替えは「*」キーの長押しで行える。
これに加えて任意の時間にマナーモードが自動で切り替わる機能があると便利そうだ。W43Hの設定をチェックしたところ、こうした切り替え設定は見あたらなかった。
また、任意の時間に端末の電源を自動でオン/オフする「オートパワーオン・オフ」機能も備えていない。
W43Hは、背面のWINロゴが着信ランプの役割を担っており、通話やメールが着信すると光って知らせてくれる。光り方や色は好みのものに変更可能。このロゴ部分は、不在着信を知らせる「新着お知らせ」や、FeliCaの確認表示用としても機能する。
W43Hのバッテリーは、初代ワンセグケータイW41Hと同じ3.7V、870mAhのものを採用している。W41Hに比べてワンセグの連続視聴時間が延びたのは、チップなどの改良によるものだという。
ワンセグ連続視聴時間 | |
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W43H | 約4時間15分 |
W41H | 約3時間45分 |
W43SA(参考) | 約4時間40分 |
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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