hTc Zのパフォーマンスをチェックする「hTc Z」ロードテスト 最終回

» 2006年10月23日 15時25分 公開
[小山安博,ITmedia]

 ロードテストの2回目でも書いたとおり(10月17日の記事参照)「hTc Z」はHSDPAには対応していないので、下りの最大通信速度は384kbpsとなる。ワイヤレスモデムとしても利用できるので、HSDPAに(下り最大3.6Mbps)に対応していたら何かと便利だったと思う。

 もっともパケット定額制のパケ・ホーダイが適用されないため、むやみに使うと利用料が高額になってしまう点には注意が必要。パケ・ホーダイに加入した携帯と同じような感覚で利用していると、すぐに料金が跳ね上がってしまう。フルブラウザでPCサイトを閲覧できるなど便利なため、つい使いすぎてしまいそうだが、料金面には注意したい。

通信速度をチェックする

 さて今回は、FOMAネットワークでhTc Zを利用した場合の通信速度をチェックした。FOMAの下り最大384kbpsという理論値にどれだけ迫れるかを試してみた。

 速度テストには「BNRスピードテスト」を利用した。このサイトはFlashによるテストだけでなく、画像を使ったテストも行えるのでこちらを使い、Pocket Internet Explorerでサイトにアクセスした結果を測定した。

 結果はグラフの通りで、思っていたよりも成績がいい。

photo 速度測定は、画像を使った測定ができるBNRスピードテストを利用。3回試行し、さらにその平均を出した(単位はkbps)。最高速度は200kbpsを越え、平均速度も170kbps近い

 ところでこのスピードテストは、だいたい450Kバイトのデータを使って測定するので、約3516パケットということになる。パケットパックを適用しなければ740円ぐらい。送受信のパケット量と料金を算出してくれるソフトでもあれば別だが(MIPS/SH系CPU搭載のWindows CEマシン向けにはそうしたソフトが用意されていた)、しばらくはパケット量と料金をじっくり見極めた方がいいだろう。

ベンチマークをとってみる

 このロードテスト期間中、hTc ZをW-ZERO3の代わりに使ってきたのだが、hTc ZはW-ZERO3のようにOSがフリーズする場面が少なかったという印象を受けた。

 W-ZERO3は、使い方が悪いせいなのか、アプリをインストールしすぎなのか、省電力モードから復帰しない場面があり、少々不満に思っていた。

 hTc Zではこうしたことが起こらず、動作もサクサクとしているような気がしたので、ベンチマークテストで比べてみた。「Spb Benchmark」を使い、hTc Zと初代のW-ZERO3を試した結果が以下のグラフだ。

photo 全体のベンチマークスコア。左に行くほど優秀。Spb Benchmarkで測定できる項目はほかにもあるが、W-ZERO3ではエラーが出たため省いている
photo こちらはそれぞれの作業にかかった秒数(ms)なので、右に行くほど優秀。これもW-ZERO3で完走しなかったため、一部のエラーが出た項目を省いている

 見ての通り、どちらも拮抗した数値となった。おそらく筆者のW-ZERO3はアプリケーションの入れすぎで調子が悪くなっているのだろう。普通のWindows PCのようだ……という何ともいえない結論で今回のロードテストを締めくくりたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月21日 更新
  1. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  2. なぜ「060」携帯番号は18カ月あっても延期になったのか? それでも「慌てる必要はない」現状 (2026年07月20日)
  3. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  4. 「Pixel 11」は何が変わる? メモリ減少で100ドル前後の値上げも? 出そろったうわさを整理する (2026年07月19日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. ショップとAIで差別化を図る「ドコモの銀行」――住信SBIネット銀行ユーザーからは戸惑いも (2026年07月19日)
  7. 携帯番号に「060」が採用されるワケ 「電話番号とは何か」を歴史とともに振り返る (2024年10月09日)
  8. iPhoneやApple Watch一斉値上げ 17無印は14万2800円に、17eは10万円超え 加速する中古スマホ特需 (2026年07月18日)
  9. “特典終了”が続く「d払い」「dポイント」のお得さはどう変わるのか これからは「dカード」の利用が得策? (2026年07月17日)
  10. ミドルハイレンジモデルにも水冷搭載 nubiaから「Neo 5 GT Special Edition」登場 (2026年07月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー