海外でiTunes携帯「ROKR」を発売しているモトローラ製だけに、音楽再生に関する質問が多かった。「702ix新モデルの“ここ”が知りたい「M702iS」編(1)」で、音楽再生はノンセキュアAACファイルにのみ対応と触れたが、さらに詳しく検証してみた。
ノンセキュアAACは拡張子「.mp4」「.3gp」の再生に対応する。ただし、iTunesで作成した「.m4a」ファイルも、拡張子を変更すれば再生可能だ。また、前回記事では「iモーションとして再生」としたが、データフォルダでは「メロディ」として識別されることが分かった。
microSDメモリーカード内の保存先は、「\SD_VIDEO」「\mobile\audio」で、ファイル名に制限はない。PCからmicroSDメモリーカードにノンセキュアAACファイルをコピーし、拡張子を.mp4か.3gpに変更すればいいわけだ。
再生はデータフォルダからファイルを指定して行い、プレーヤーはiモーションと共通となる。データフォルダはフォルダ管理には対応しないため、アルバム管理には利用できないが、プレイリストは作成できる。
また、バックグラウンド再生機能も備えている。プレーヤー画面でクリアキーを押すか、左ソフトキーの機能メニューから「バックグラウンド再生」を選択して、プレーヤー画面から抜けると、音楽を再生したまま待受画面まで戻ることができる。メールやiモードも利用でき、データBOX画面で機能メニューから「再生中表示」を選べば、プレーヤー画面に戻る。
プレーヤーは、音声通話中、iアプリ実行中、カメラ起動中は再生を中断するものの、これらを終了すると中断位置から再生が再開する。バックグラウンド再生中の待受画面では、左右キーで曲間移動、サイドキーで音量調整が可能。終話キーを押せば、バックグラウンド再生自体も終了する。終了すると続きからの再生はできなくなるが、音楽プレーヤーとしての機能自体は悪くない。
なお、詳しくはBluetoothの機能チェックで触れるが、A2DPプロファイルをサポートしていることから、Bluetoothオーディオデバイスでのオーディオ再生も可能となっている。
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