シャープ製「W41SH」ルミナスピンク。このほか、プレシャスホワイト、ノーブルブラック、ブリリアンレッドカラーを用意する。サブディスプレイもモバイルASV液晶でそれなりにきれい。外部メモリはminiSDカードauにもとうとうシャープ製端末がやってきた。それが「W41SH」である。
シャープ製端末といえば期待されるのがカメラ性能。ただし、W41SHはハイエンドではなく、スタンダードクラスという位置付けとなっているようで、カメラも200万画素のCMOSセンサー、かつパンフォーカスタイプである。
では実際に使ってみよう。
使い方は2通り。1つは普通にディスプレイを開いてケータイスタイルで撮る方法だ。この場合はメニューから「カメラ」を選ぶか、側面の[カメラ]キーの長押しで撮影モードになる。
もう1つはサブディスプレイを使った撮影。ディスプレイを閉じたまま側面の[カメラ]キーを長押しすると、そのままデジカメスタイルで撮影できるようになっている。
デジカメスタイルで撮る場合、側面のボタンがズーム操作用となる。しかし2Mモード時などでデジタルズームが使えないときは、単なるお飾りボタンとなってしまう。撮影補助用ライトのオン/オフくらいできるようにしてほしかった。
なお、VGA以上の解像度で撮影する場合は自動的に画像が横位置で記録される。そのため、高い解像度で撮るならサブディスプレイを使ったデジカメスタイルの方が撮りやすい。同時期に登場したドコモの「SH903i」(レビュー参照)のようにディスプレイを開いて撮れば縦位置で、閉じて撮れば横位置と、記録方向を変えてくれるような仕組みがあるとうれしかったのだが、それは次のモデルに期待……というところか。


背面液晶を見ながらデジカメスタイルで撮れる。撮影サイズがVGA以上だと横位置で記録されるのでこの方が撮りやすい。ただ、この状態では撮影とデジタルズームのみしか操作できない(左)。レンズはパンフォーカスなのでマクロ切り替えスイッチがある。撮影補助用ライトはカメラ起動時に点滅する(中)。側面にシャッターキー([●]キー)、ズーム操作キーがある(右)撮影機能はシンプルだ。撮影サイズは7種類用(メインディスプレイが2.6インチのワイド液晶なので、240×400ピクセルや1600×960ピクセルというようなワイドサイズがある)、シーンセレクトは3種類(+オート)、ホワイトバランスは4種類(+オート)。撮影時の機能はほぼそのくらいである。
なお、簡単に必要な機能をまとめてセットできる「カンタン設定」機能も用意する。これは、撮影サイズから保存先までまとめてセットできるもので、すごくラク。もともとの機能が少ないため、カンタン設定があることだけ覚えておけば([メール]キーがショートカットとなっていてすぐ呼び出せる)いいくらいだ。
機能がシンプルであることもあり、動作はきびきびとしている。記録時間は、2Mモード/ファインの写真をminiSDカードに記録するという設定で3秒弱、自動保存をオンにすると約4秒。けっこう気持ちよく撮れる。
細かいことだが、画面に補助線(中央部に十字+枠)が表示されるのも便利。構図やアングルを決めやすくしてくれるのでこれはオンにしておきたいところだ。

サブメニューはこのように一見豊富だが、撮影関連の機能は多くない(左)。撮影ガイドを表示。ショートカットキーはこのように最小限。お好みキーは機能の組み合わせを登録してすぐに呼び出せるようにしたもの。画像サイズが大きいPC用と、メールで送るための壁紙サイズ用というような使い分けができる(右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.