インタビュー
» 2006年12月28日 18時11分 公開

開発陣に聞く「W44S」(機能編):愛する人と星空の下で(笑)──中身も“粋”を演出する「W44S」 (1/3)

“あのヒンジ”とそのデザインで、見事に評価が2つに分かれているソニー・エリクソン・モバイル製「W44S」。強烈な個性を持つデザインの内側には、昨今の携帯ユーザーに望まれる多くの機能や工夫が盛り込まれていた。

[岩城俊介,ITmedia]
photo 縦/横どちらへも開ける“デュアルオープンスタイル”を採用したソニー・エリクソン・モバイル製「W44S」

 圧倒的な存在感を放つ“あのヒンジ”とそのデザインに目が行く、デュアルオープンスタイルを採用したソニー・エリクソン・モバイル製WIN端末「W44S」。なぜあのようなデザインなのか、どんな狙いがあるのかという話を前回聞いた

 もちろんW44Sの特徴はそれだけでない。3インチのワイド液晶やワンセグ+デジタルラジオ、AF(オートフォーカス)対応の317万画素カメラのほか、auの新サービスである「EZニュースフラッシュ」や「デコレーションメール」、「EZケータイアレンジ」、「EZ FeliCa」などにも対応する高機能さも兼ね備えている。

 今回はその「中身」となる搭載機能やUIのアピールポイントを中心に、その特徴やポイントを探っていく。


photo (左から)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ W44S機構設計担当の金田氏、W44S製品企画総合担当の藤原氏、UI開発担当の平澤氏、アプリケーション担当の曽原氏

愛する人と星空の下で(笑)

 W44Sを横向きに“モバイルシアタースタイル”で開くと、横向き専用の待受画面「マイスクリーン」が表示される。

 標準で用意するマイスクリーンは計6種類。SimCityのように、表示するたびに街並みが変化していく「City」、高級腕時計のようなアナログ時計「Timepiece」、光のドットで“踊り”も表現するデジタル時計「Bounce Clock」などがあり、ダイヤルキー下段の[▲(マナー)][▼(メモ)]キーで切り替えられる。

photophotophoto 卓上ホルダに設置した状態で表示できる横向き待受画面「マイスクリーン」。左から“City”、“Timepiece”、“Bounce Clock”。同社ユーザー向け携帯サイト「SonyEricsson@ez」で、そのほかのマイスクリーンもダウンロードできる

 「卓上ホルダにセットして卓上時計として機能するような、あるいはぼんやり眺められるような仕掛けを模索しました。例えば、Timepieceは機械式高級腕時計のようなテイストで、内部の機械の動きも表現しています」(曽原氏)

 Timepieceは、よく見ると秒針の動きと同調したゼンマイと歯車がその裏で回っている。秒針も1秒区切りでカチッカチッと回るクオーツ時計風ではなく、機械式のそれのような滑らかな動きを表現した懲りようである。Bounce Clockは音楽を再生すると、曲に合わせて光りのドットが踊るビジュアライザー的な要素を備える。

 「これだけではありません。マイスクリーンのうち、特にこだわってたのは実は“Starry Sky”です。これだけは、ダイヤルキーでいろいろと操作できるようになっているのです」(曽原氏)

 Starry Skyは[5]キーで星座の表示方法の変更、[2][8]キーで方角、[6][4]キーで上下、[7]キーで月(季節)などの変更が行える。その時期のあの方角に、どんな星座が見られるかが分かる星座表のようなツールとして使えるというわけだ。設定月によって流れ星や鳥が出たり、ソリに乗ったサンタクロースが出現したりする隠れ要素もあるという。

 「計61種類の星座を表示できます。主要の12星座は線で結んだものだけでなく、イラスト付きでの表示も行えます。例えば“12月に北斗七星が見えるか”、“オリオン座はどの方角に見えるのか”──なども忠実に再現しています」(曽原氏)

 「端末のターゲットとするユーザにとって、“自分1人で楽しむ”だけでなく、“ほかの人と一緒に見られる”ことも意識しました。そう、愛する人と星空の下で一緒に見てほしいなという思いです。あ、ちょっとロマンチックすぎますかね(笑)」(同上)

photophotophoto ダイヤルキーで各種操作が行える「Starry Sky」。ほかのマイスクリーンも携帯の待受用としてはかなり凝っているが、これはそれ以上の凝りようだ
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