写真で解説する「W51H」(1/2 ページ)

» 2007年01月16日 23時25分 公開
[房野麻子,ITmedia]

 ワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応の2.9インチIPS液晶を搭載する、携帯最大級の解像度を持つ端末、それが日立製作所製の「W51H」だ。

 ワンセグは搭載されていないが、Web閲覧のしやすさ、ブラウザの使いやすさを重視して開発された。鼻歌でも楽曲を検索できるようになった「LISMO Music Search」や機能が拡張された「au Music Player」、「PCサイトビューアー」のほか、メニューや待受画像をまとめて変換できる「EZケータイアレンジ」、メール作成中などに別の機能を呼び出せる「タスク切替機能」、BREW上でJavaアプリを動かせる「オープンアプリプレーヤー」、高速赤外線通信規格「IrSimple」などなどの機能を搭載する。

photophoto メインディスプレイはワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応の2.9インチIPS液晶。日立の液晶技術を採用し、上下左右170度の広視野角を実現する。どの方向から見ても色調変化が少なく、自然な画質を実現するという。多くののPC向けサイトは横幅が800ドット未満で作られている。そのため、PCドキュメントビューアーを横向きで使用すると左右が切れず、上下スクロールのみで閲覧できるメリットがある(左)
カラーはプレステージシルバー、プレミアムレッド、イノセントホワイトの3色。回転二軸ボディを採用し、かつ0.9インチ白色有機ELを採用した背面ディスプレイも搭載する(右)。USBクレードルも兼ねる卓上ホルダが付属する
photophotophoto カラーによって異なるエンボスパターンが施される背面ディスプレイの周囲
photophoto ダイヤルキーは前モデル「W43H」と同様の、タイル状フレームレスキーを採用する
photophoto 本体左側面は、microSDカードスロットと卓上ホルダ充電用端子(左)。右側面はスライドカバー式の角形イヤフォン端子、[マナー]キー、十字キー、[決定]キー、[カメラ/シャッター]キーを搭載する(右)。十字キーやカメラキーは、横向きの“ビュースタイル”にして持った際に右手でこれらのキーを操作しやすいよう、やや右寄り(通常スタイル時ではやや下方)に配置されている。また、これらのキーを寄せて配置したことで、イヤフォン端子にスライドカバーを採用できたという
photo 裏面に手ブレ防止+AF付きの207万画素CMOSのカメラとFeliCaポートを実装。搭載するFeliCaチップは容量がアップしている新バージョンで、新サービス「auケータイクーポン」に対応する

 また、ディスプレイが回転する回転二軸ボディを採用し、液晶画面を回転させた“ビュースタイル”時は、本体側面にあるキーのほか、ディスプレイのわきにある指紋センサー「スマートセンサー」で、指紋認証以外にもさまざまな操作が行えるのが特徴だ。

 例えばPCサイトビューアーを利用する場合は、センサー部を指先で上下左右斜めの8方向に軽くなぞるとマウスポインタの操作。センサーをなぞった後、そのまま長押しするとポインタの高速移動と画面スクロール。リンクを差した状態でダブルタップするとリンク先へアクセスするといった感じで操作できる。

photophoto スマートセンサーは上下左右斜めの8方向を認識し、ノートPCのトラックパッドのように動かせる。ただし、上下のスクロールはスムーズに操作できたが、横と斜めの操作は多少の慣れが必要……と思える操作感だった(左)。横向きにすると、横800ピクセルでPC向けサイトも表示できる(右)

 ディスプレイの解像度は、480×800ピクセル。一昔前のノートPC並みの解像度を携帯で実現する。横向きにする“ビュースタイル”でPCサイトビューアーを使用すると、多くのPC向けサイトでも左右が切れずに表示できる。本体側面の[決定]キーと[マナー]キー長押しで、「メニュー」と「アクション」が呼び出せる。画面のスクロールやマウスポインタの操作はスマートセンサーの操作で行う。

photophoto ワイドVGA解像度とスマートセンサーに対応するアプリケーションはPCサイトビューアーのほか、EZナビウォーク、PCドキュメントビューアー、カメラがある。EZナビウォークは、地図を広範囲を表示できるので非常に快適。スマートセンサーで画面のスクロール操作も行える。ちなみに助手席ナビも、スマートセンサーでの操作は対応しないが、ワイドVGAの解像度で使用できる(左)
カメラには、左手でスマートセンサーをなぞってズーム操作。右手でシャッターを切るというスタイルで操作できる。なお、右側面の十字キーでもズームと明るさ調整などの設定が可能
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