ドコモの富士通製端末に搭載されるものと同タイプの指紋センサーを採用。センサーに指先をスライドさせ指紋を読み取る仕組み。ディスプレイの下部にセンサーがあるので、片手での操作も容易だ。指紋は10件まで登録できるW51Hは容量がアップした新たなバージョンのFeliCaチップを搭載し、新サービスの「auケータイクーポン」に対応する。また、FeliCaロック機能やクイック解除機能を利用する際に、スマートセンサーの指紋認証でロックを解除できる機能も備わる。
ロックの解除は、
のパターンで設定できる。電話番号の下4桁や生年月日など、推測されやすい番号を登録してしまいがちな数字の暗証番号だが、「指紋のみ」という、ほぼ本人のみしか認証できない方法も加わったことがポイント。
なお、スマートセンサーによる指紋認証機能は、暗証番号を入力する代わりに各種ロック機能のオン/オフに利用できる。EZ FeliCa機能のロック/ロック解除もできるが、この場合はFeliCaチップ単位でのロックのオン/オフとなる。例えばプリインストールされている「QUICPay」のほかに、「Edy」「モバイルSuica」など複数のFeliCa対応アプリをインストールして利用する場合は、複数のアプリを一括してロック/ロック解除することになる。
従来機種より備わる防犯ブザー機能や最大8桁まで設定できるパスワード、遠隔オートロック/遠隔データ消去機能などに加え、指紋認証も備わることで、セキュリティ機能はより強固になった。同社はこの強固なセキュリティ機能で、ビジネスコンシューマや法人ユーザーにもアピールしたい考えだ。
日本語入力システムはW43Hに続き、ATOK for au+AI推測変換「APOT」(関西弁対応)を採用する。
また「デイリーコンサイス」の英和/和英/国語辞典を始めとする5種類の電子辞書を内蔵。そのうちの1つ「モバイル辞典」には、和英/英和/「英会話とっさのひとこと」で検索した英単語や英熟語、英文章を音声で確認できる新たな機能が追加された。音声は発音速度の調整も可能となっている。
内蔵アプリには、電子マネーの「QUICPay」アプリやEZナビウォークなどのEZサービス系のほか、第1章まで楽しめる「BEFORE CRISIS/FINAL FANTASY VII」体験版がプリインストールされる。
そのほか、最長で3時間の録音が可能なICレコーダー機能や、W42Hでおなじみとなった、オン(仕事中)/オフ(プライベート)など、シーンによって2つのモードを即座に切り替えられる「Wシーン機能」も引き続き搭載する。


残念ながら本機の高解像度ディスプレイ専用ではないが「BEFORE CRISIS/FINAL FANTASY VII」(体験版)など注目ゲームタイトルが標準でプリインストールされる(左)。待受画像は、まるで高解像度ディスプレイによる情報量の多さを即座に実感できるようなカレンダー(中)や、ビジネスユーザーも意識した、派手すぎないものなどを用意する
目指したのは“手のひらサイズのネットPC”──VGA画面の「W51H」が生まれるまで
横表示のPCサイトビューアー+スマートセンサーの使い勝手は──「W51H」
2.9インチワイドVGAの大画面、指紋センサーで画面操作も──「W51H」
ワンセグ7機種、デザインコンセプトモデルなど10機種──auの春モデル
KDDI、日立製ワンセグケータイ「W43H II」を1月中旬に発売
使い勝手とデザインに磨きをかけたワンセグ携帯──「W43H」
“ない機能はありません”を目指した――「W43H」開発陣インタビュー
2層構造で魅せる、ハイエンド&スタイリッシュケータイの作り方――「W43H」開発陣インタビュー
2.6インチXGA、4インチWVGA……近未来、携帯向け液晶はこうなる?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.