日立ディスプレイズは12月26日、10月のFPDインターナショナル展示会に出展していた、携帯向け2.9インチWVGA IPS液晶モジュールの量産を開始したと発表した。
通常のTFT液晶とは動作が異なる横電界液晶技術「IPS技術」を採用し、IPS液晶の特徴である広視野角・高画質に加え、高精細を実現したもので、携帯でより高画質・高精細な画像が表示できる。
また、フルブラウザ機能を使用し、PC向けのWebサイトを閲覧する場合や、VGAの動画映像を閲覧する際には、横方向にスクロールすることなく、画面全体を閲覧することも可能だ。
主な仕様は以下の通り。
| 2.9インチWVGA IPS液晶 | |
|---|---|
| 表示サイズ | 7.3センチ(2.9インチ)、37ミリ×62ミリ |
| 表示画素数 | 480×RGB(水平)×800(垂直) |
| 表示色数 | 最大1677万色 |
| 表示モード | 全透過型IPS |
| 視野角 | 上下/左右 170度以上 |
| コントラスト比 | 約400:1 |
| 輝度 | 250cd/m2 |
2.6インチXGA、4インチWVGA……近未来、携帯向け液晶はこうなる?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.