ワンセグ、デジタルラジオ、3インチWVGA液晶、Bluetooth、EZ FeliCa、1Gバイト内蔵メモリ……“ほぼ全部入り”と言えるほど多彩な機能と高いスペックを実現するハイエンド端末が、東芝製「W52T」だ。
とにかく記述すべきスペックがたくさんある。外観のポイントは、携帯最大級となるワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応の3インチワイド液晶と、ドコモの三菱電機製端末などで最近人気が高まっているスライドボディ。480×800ピクセルとなると一昔前のノートPCほどの解像度となる値だ。
(今回のスペックを眺めると、そういえばなかったのかと思ってしまうほどだが)今回の春モデルで、W52Tは東芝製端末として初めてワンセグ+デジタルラジオを搭載。同社製AVノートPC「Qosmio」シリーズの映像技術や、TV出力や高画質VGA/30fpsムービーの録画機能を担う、パワーアップしたグラフィックエンジン「T5GP」を採用した。
そのほか、EZ FeliCaやEZナビウォーク、着うた/着うたフル、EZニュースフラッシュ、EZチャンネルプラス、絵しゃべりメール、LISMO、LISMOビデオクリップ、EZ・FM、EZ助手席ナビ、EZ待ちうた、デコレーションメール、安心ナビ、Hello Messengerなどのサービス、そして、PCサイトビューアーやPCドキュメントビューアー、タスク切り替え機能、計13.6万語収録の電子辞書、最大16時間分録音できるICレコーダー機能、1Gバイトの内蔵メモリ、microSDスロット、有効324万画素のAFカメラ機能を搭載する。
最後に、Bluetoothも搭載。バランスのよさで評価を得た2006年夏モデルの「W44T」や、ドコモの“P”シリーズ、ソフトバンクモバイル端末でBluetoothの便利さを知ってしまったユーザーにとって、その復活が大変喜ばしいのではないだろうか。従来よりBluetoothを積極的に搭載してきた同社製端末だが、2006年の秋冬モデルでは、高速通信規格であるEV-DO Rev.A対応機(「W47T」と「DRAPE」)を投入したかわりにBluetooth対応のau新機種が出なかったのでなおさらだ(トヨタケータイ「TiMO」などの例外はあるが)。
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