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» 2007年01月17日 23時49分 公開

写真で解説する「W52T」(1/2 ページ)

「メディアが活きるハイスペックケータイ」──3インチのワイドVGA液晶にデジタル放送、Bluetooth、EZ FeliCa、1Gバイト内蔵メモリなどを搭載する東芝製「W52T」。“ほぼ全部入り”という構成に惹かれるハイエンド端末として登場する。

[岩城俊介,ITmedia]

 ワンセグ、デジタルラジオ、3インチWVGA液晶、Bluetooth、EZ FeliCa、1Gバイト内蔵メモリ……“ほぼ全部入り”と言えるほど多彩な機能と高いスペックを実現するハイエンド端末が、東芝製「W52T」だ。

photophoto 3インチのワイドディスプレイとスライドボディを採用する東芝製ハイエンド端末「W52T」。カラーはブラック、パープル、カッパーの3色を用意する
photophoto 本体サイズは51(幅)×111(高さ)×22(厚さ。最厚部23ミリ)、重量約152グラム。サイズもハイエンドである。夏モデルのW44T(51×108×25ミリ)と比較するとやや薄くなったのだが……。ただしスライドボディだからか、前後の重量バランスのせいか、さほど重くは感じなかった

 とにかく記述すべきスペックがたくさんある。外観のポイントは、携帯最大級となるワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応の3インチワイド液晶と、ドコモの三菱電機製端末などで最近人気が高まっているスライドボディ。480×800ピクセルとなると一昔前のノートPCほどの解像度となる値だ。

 (今回のスペックを眺めると、そういえばなかったのかと思ってしまうほどだが)今回の春モデルで、W52Tは東芝製端末として初めてワンセグ+デジタルラジオを搭載。同社製AVノートPC「Qosmio」シリーズの映像技術や、TV出力や高画質VGA/30fpsムービーの録画機能を担う、パワーアップしたグラフィックエンジン「T5GP」を採用した。

photophoto 本体左側面はAV-OUT兼角形イヤフォン端子、卓上ホルダ用充電端子、microSDスロット(左)。右側面は[カメラ(兼、半押し対応シャッター)]キー、[決定(兼、ワンタッチテレビ起動)]キー、[▽(マナー)]キー、[△(ライト)]キー、[キーロック]キーがある(右)。通常時はキーロック、スライド時に自動的に解除といった動きの設定が可能

 そのほか、EZ FeliCaやEZナビウォーク、着うた/着うたフル、EZニュースフラッシュ、EZチャンネルプラス、絵しゃべりメール、LISMO、LISMOビデオクリップ、EZ・FM、EZ助手席ナビ、EZ待ちうた、デコレーションメール、安心ナビ、Hello Messengerなどのサービス、そして、PCサイトビューアーやPCドキュメントビューアー、タスク切り替え機能、計13.6万語収録の電子辞書、最大16時間分録音できるICレコーダー機能、1Gバイトの内蔵メモリ、microSDスロット、有効324万画素のAFカメラ機能を搭載する。

 最後に、Bluetoothも搭載。バランスのよさで評価を得た2006年夏モデルの「W44T」や、ドコモの“P”シリーズ、ソフトバンクモバイル端末でBluetoothの便利さを知ってしまったユーザーにとって、その復活が大変喜ばしいのではないだろうか。従来よりBluetoothを積極的に搭載してきた同社製端末だが、2006年の秋冬モデルでは、高速通信規格であるEV-DO Rev.A対応機(「W47T」と「DRAPE」)を投入したかわりにBluetooth対応のau新機種が出なかったのでなおさらだ(トヨタケータイ「TiMO」などの例外はあるが)。

photophoto ダイヤルキーはやや小さく、すぐ前に液晶部分の段差がある[1][2][3]キーが若干入力しにくいと思った
photophoto ディスプレイ部にあるメニューキー、十字キー、始話/終話キー、クリアキー部が“D903iのような斜め形状”になっていないため、“よいしょっ”と意識して指を移動しないとその段差に当たってしまう。……慣れで済めばいいが。また、同じく三菱電機製端末のような回転式のダイヤルセレクターやワンプッシュスライド機構は搭載されない(左)。
W44Tに同梱されたSCMS-T対応のBluetoothレシーバーが使える。角形−丸形端子変換ケーブル、AC出力ケーブル(角形−RCA映像/左右音声)、USBケーブル、ソニー製ステレオイヤフォン、卓上ホルダ(52TSUAA)が付属する
※初出時:「Bluetoothレシーバーが同梱」とありましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします
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