では320万画素AF付きカメラの実力を見てみよう。
まずはいつもの黄色い象のすべり台とあずまやを。
あずまやの写真は非常にくっきり。さすがカールツァイスというべきか、ディテールまでちゃんと撮れており、パープルフリンジもあまり出ていない。実に優秀である。
しかし象のすべり台を見ると、確かにキレイなのだが……全体に青っぽく、寒々しく写った。これはホワイトバランスの問題だろう。オートホワイトバランスがときどきずれるようだ。今回もこれ以外に、シチュエーションによって妙に青っぽくなることがあった。そこは大変残念だ。
さらに屋外の風景を連続で。
四隅に画質劣化が見られるが、ホワイトバランスがうまくヒットすればこのようにかなりくっきりした絵が得られる。
続いて通常(自動)モードと風景モードの違いを試す。
“風景”モードだとホワイトバランスが太陽光に固定される。オート(自動)時の青っぽさが消えてる点に注目したい。
次は夜景を。
どちらもISO640に増感された。ただ“夜景”モードの方がシャッタースピードの下限が下がるせいで、1/5秒になっている(その分明るく写っている)。普段の撮影ならわざわざ夜景モードにしなくてもいいかなとも思う。しかし、ISO640に増感されてもきれいだ。
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