どのケータイよりもデジカメらしい。使っていて楽しい──「705NK」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2007年01月23日 17時03分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 では室内でISO感度や色合いの変化を見てみよう。どれもマクロモードで撮影している。

1/36秒、F2.8、ISO100、0EV、WB:オート、シーン:標準1/33秒、F2.8、ISO100、0EV、WB:オート、シーン:標準 色合い:標準/ISO100(左)、色合い:鮮明/ISO100(右)

 色合いを「鮮明」にすると、かなり鮮やかな写りになるのが分かるかと思う。コントラストと彩度が上がるので、もともとエグい色のジェリービーンズが“ますます”という感じだ。

1/71秒、F2.8、ISO200、0EV、WB:オート、シーン:標準、ゲインコントロール:High gain up1/143秒、F2.8、ISO400、0EV、WB:オート、シーン:標準、ゲインコントロール:High gain up 自動/ISO200(左)、自動/ISO400(右)

 ISO400にまで上げるとノイズ低減処理のせいでディテールが乱れるが、その分ノイズは少ない。これなら意外に使えそう。

1/27秒、F2.8、ISO100、0EV、WB:オート、シーン:標準 蛍光灯下で撮影

 こちらは普通に蛍光灯下での作例。いいのだれけど、ちょっと青色が強くかぶっている。右上のコーヒーミルなどは青く薄いフィルターをかぶせたようである。

1/21秒、F2.8、ISO100、0EV、WB:オート、シーン:標準 白熱灯下で撮影

 こちらは白熱灯の下で撮ったもの。白熱灯の赤みが完璧に補正されたが、やはり青みが強く出てしまう。

1/15秒、F2.8、ISO640、0EV、WB:オート、シーン:標準、ゲインコントロール:High gain up ろうそくの灯りだけで撮影

 今度はろうそくの灯りだけで撮ってみる。ろうそくの灯りをここまで青く補正してしまうカメラは初めてだ。というわけで本機は、オートだと全体に青みが強く出る傾向にあると思っていいかもしれない。

 ちなみにホワイトバランスを太陽光に固定して撮るとこうなる。

1/15秒、F2.8、ISO640、0EV、WB:マニュアル(太陽光)、シーン:標準、ゲインコントロール:High gain up ホワイトバランスを「太陽光」に設定

 さらにフラッシュを使うとこのようになる。

1/15秒、F2.8、ISO200、0EV、WB:オート、シーン:標準、ゲインコントロール:High gain up フラッシュ撮影

 フラッシュの光がかなり強く、くっきりしている。

1/15秒、F2.8、ISO160、光源:フラッシュ、0EV、WB:オート、シーン:標準、ゲインコントロール:Low gain up 白熱灯下の室内

 こちらは白熱灯下のかなり暗い部屋。しかし、フラッシュである程度撮れてしまうのだ。

 さらにマクロ作例を。焼き魚を撮ってみた。

1/15秒、F2.8、ISO320、0EV、WB:オート、シーン:標準、ゲインコントロール:High gain up 室内で撮った焼き魚

 ピントがしっかり合えば非常にきれいに撮れる。ISO設定をオートで撮影するとISO320に増感されたが、増感を感じさせない仕上がりだ。

 最後にデジタルズームの作例を。

1/15秒、F2.8、ISO160、0EV、WB:オート、シーン:標準、デジタルズーム:3倍、ゲインコントロール:High gain up デジタルズーム(3倍)

 3倍のデジタルズームで撮ると、さすがにディテールはつぶれてしまうが、場合によっては使えるだろう。


 さて、705NKの写りはどうだっただろうか。

 カメラとしての使い勝手は、どのケータイよりもデジカメらしく、かなり高いレベルにある。動作も比較的きびきびしており、なにより使っていて楽しい。Bluetoothで即座に画像を送信できるのもよいし、再生も比較的高速で見やすい。これはよい。

 一方の画質は当たり外れがけっこうあった。特に気になったのはAFとオートホワイトバランスのズレだ。ピントもホワイトバランスもばっちり合えばシャキッときれいな絵になるが、残念ながらオートでのヒット率自体はあまり高くはない。もちろんその場合は、ホワイトバランスを手動で合わせたり、シーンモードをうまく活用するなどである程度対処できるが、オートでのヒット率がさらに高まればいうことはない。

 最小となる画像サイズがVGAであるなど、国内の端末に慣れているととまどうこともあるかもしれないが、コンパクトデジカメ代わりにスナップを撮りたいという人にはお薦め度が非常に高い端末だ。

 今まで海外メーカー製の端末のカメラ機能は“今ひとつ”なことが多かったけど、時代は進んだのだ。すばらしいことである。

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