実は、携帯に500万画素なんてそうとう無理してるのでは、と思っていた。
ソフトバンクモバイルのシャープ製端末「910SH」は、500万画素CCDに光学3倍ズームレンズを搭載する“デジカメケータイ”。回転2軸ボディのディスプレイを裏返すと自動的にカメラが起動する。これで横位置で構えられるデジカメスタイルで撮れるようになっている。
シャッターボタンは右側面にある。きちんと半押しでAFが効くようになっており、円形のやや大きいボタンを採用する。また、側面の上下キーやメニューキーで各種設定操作も可能となっている。
一方のディスプレイを開いて撮るケータイスタイル時はダイヤルキーを使って細かい操作が素早く行える。例えば[9]キーに、光学ズームの最望遠側と最広角側を一気に切り替えられるショートカットが割り当てられているといった具合だ。
特に優れていると感じたのは、VGA(640×480ピクセル)以上のサイズで撮る場合の工夫だ。横に構えるデジカメスタイルでは写真も横位置で、縦で構えるケータイスタイルでは縦位置で写せるようになっている。これは便利だ。ただし実際の画像は横位置で保存される。ケータイスタイル時はファイルのExif情報に「90度回転」のタグが埋め込まれ、Exif対応の画像表示ソフト(たいていの画像表示ソフトは対応)で観ると自動的に縦に回転して表示されるという仕組みだ。
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