「Suica私書箱」と世界標準ケータイ「Nokia E61」を使ってみたら?!プロフェッサー JOEの「Gadget・ガジェット・がじぇっと!」(2/4 ページ)

» 2007年01月25日 19時57分 公開
[竹村譲,ITmedia]
photo どこに居ても郵便の配達をEメールで知ることができる

 そんな中、なかなか面白いサービスが現れた。「東日本キオスク」がベンチャービジネスとして昨年10月より開始した“会員制Suica私書箱サービス”「えきあど」だ。

 Suica機能を取り込んだ「おサイフケータイ」もそのプレイヤーの1人ではあるが、この新しく楽しいサービスはJR車両乗車のためのプリペイドカードである「Suicaとの連携ビジネス」であり、おサイフケータイとの連携は、あくまで事後発生的なものである。もちろん、多くのFOMAユーザが「えきあど」を活用してくれれば、綻びかけた非関税障壁であるiモードの多少の補修工事にはなるだろう。

 この「えきあど」は、大小2サイズのコインロッカーの小型版であるSuica私書箱を月極で契約し、自分専用の日本郵政公社の規定する郵便番号付きのアドレスを所有し、専用の私書箱を活用できる新サービスだ。

 現在の申し込み体制は知らないが、筆者が昨年秋、申し込んだ時点では、東日本キオスクの社員と直接面談して、私書箱の設置場所である現地(丸の内北口地下)で、申込用紙に必要事項を記入、捺印することでサービススタートとなった。当時、筆者は、FOMAで利用しているSuica(おサイフケータイ)を登録IDとしてスタートさせた。

photo 「えきあど」はクラシックな東京駅丸の内北口の近くにある

 既に多くの郵便局や銀行が、私書箱サービスや貸金庫サービスを開始しているが、その多くは既に「売り切れ御免」の状況であり、なかなかこのサービスは消費者側にとって獲得するのに競争率の高い存在なのだ。

 それゆえ、Suicaと連携した私書箱サービスの参入、成功のチャンスは大きいと予想される。「えきあど」で会員個人に提供される小さなサイズの「私書箱 S」のサイズは、115(高さ)×145(幅)×420(奥行き)ミリである。もう1段階大きな「私書箱 M」は、奥行きは同じで、高さは190、幅は145ミリだ。

 使用料は、私書箱 Sが月額2400円、私書箱 Mが月額4500円だ。なお、契約した私書箱は最大3人まで共有可能なので、家族や友人、恋人、サークルや団体の仲間内での荷物や情報の受け渡しに共有活用することができる。

 私書箱サービスのもうひとつの大きなメリットは、契約期間中、その契約個人に提供されるユニークで物理的な住所だ、日本で第一号にあたる「えきあど」は現在、東京駅にのみ存在し、今回の契約者には、「〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 えきあど-XXX ○△□様」というアドレスが貸与される。XXXはアナタ専用の物理的私書箱番号だ。契約期限が切れた場合も、「金の切れ目が縁の切れ目」で、転送サービスがまったくない点も未練がましくなくてありがたいと思える。

photophoto 丸の内北口地下の八重洲口通路に面した超目立つ場所が「えきあど」(左)、見覚えのあるSuicaリーダーが並んでいる(右)

 「えきあど-XXX」という表示は、「EA-XXX」という表現も許されている。後者の表現なら、このサービスを知らない人から見れば、マンションかレンタルオフィスの部屋番号だと想像するに違いないだろう。

 筆者は現在、自分以外にこのサービスを利用している他人を知らないので、どんな目的で契約しているか定かではないが、会員募集のパンフレットには、自宅を空けがちなシングル、SOHOやサイドビジネスをやっている人、サークルやクラブ活動の連絡BOX、オークション商品の受け取り、Web通販などで記入した自宅連絡先などが流通するのを絶対に阻止したい人、などが対象ユーザーとして記載されている。

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