レビュー
» 2007年03月16日 11時00分 公開

圧倒的な“高機能”が心地いい──ハイエンド機「911T」の実力に迫る(前編)東芝「911T」レビュー(2/4 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

Bluetoothでワイヤレス音声出力もOK。ワンセグは縦/横表示が可能

 3インチワイドの大画面で、端末を閉じたまま視聴できるワンセグ機能は本機は大きな魅力の1つ。Bluetooth機能の詳細は後述するが、SCMS-T対応のBluetoothオーディオ機器の使用によりワンセグ音声をワイヤレス出力することも可能。これはワンセグ対応のソフトバンク3G端末では現時点で唯一となるメリットだ。

photophoto ワンセグ音声の出力先はメニューの「出力先設定」で変更できる。“ワイヤレス”に設定するとSCMS-T対応のBluetoothオーディオ機器にワンセグ音声を出力できる(左)。「画質設定」の項目から、映像表示の設定が可能。ファイン/ノーマル/シネマの項目が用意される。標準の“ノーマル”に対し、“ファイン”はよりややくっきりとした発色に、“シネマ”は肌色ががきれいに見える、落ち着いた発色の傾向になる(右)

 ワンセグはデータ放送と字幕付きの「縦向き」、字幕付きの「横向き」、「横向きフルスクリーン」、計3種類のモードで視聴できる。これらモードはワンセグ視聴中に[文字]キーで順次ワンタッチで切り替えられるほか、メニューから起動した場合にどの表示モードで開始するか設定しておくこともできる。

 起動は、メニューから選択する以外に右側面にある[TV]キーの長押しで即座に起動できるようにもなっている。なお[TV]キーを短押しすると、横向きスタイルを有効に活用できるツール専用のランチャーメニューが表示される。ここからワンセグを起動すると、自動的に“横向きフルスクリーン”で起動するようになっている。

photophoto ワンセグを起動。横向き表示時は、操作ガイドと字幕を映像エリア外に表示するモードと、画面いっぱいにフルスクリーン表示するモードで切り替えられる。放送されるワンセグ映像の解像度は320×180ピクセル(ワイド放送時)なので、本機のワイドVGA液晶だと引き延ばして表示することになるが、やはり3インチとなる大きいディスプレイは視認性に優れる
photophoto 縦向き表示時は、[メール]キーで画面下半分に表示するテレビ操作用UI/データ放送表示のパターンをワンタッチで切り替えられる
photophoto 通常メニューから起動する場合の表示モードを選択しておくことができる。なお本体側面の[TV]キーで起動する場合にはこの設定は影響されない(左)。[TV]キーの端押しで表示される、横向きのワイドメニュー。横向き画面での利用を想定し、主にワイドVGAディスプレイに対応した機能用のランチャーメニューとなる。ワンセグもここから起動すれば必ず横向きのフルスクリーン表示で起動するようになっている

 また、操作系も視聴モードの向きに合わせて自動的に切り替わる。具体的には、ダイヤルキーの上下と左右キーの機能が入れ替わって、常に“上下が音量”“左右がチャンネル切り替え”と、直感的に操作できるよう工夫されている。この部分は些細なことと言えなくはないが、実際に使ってみると使用頻度が高いだけに大変便利に使える。ちなみにチャンネル操作はダイヤルキーによるダイレクト選局も可能で、音量も右側面の[▲(上)]/[▼(下)]キーでも調整できるようにもなっている。

 テレビ番組表は放送波を利用するタイプでなく、インターネット経由でデータを受信する「Gガイドモバイル」(関連記事参照)を採用する。複数のチャンネルの番組表を同時に確認でき、番組表でチャンネルを選択し、テレビに戻ることでその視聴チャンネルも反映される連携機能を搭載する。放送波を使うタイプの番組表はWeb通信のためのパケット料金がかからないメリットがある反面、視聴中のチャンネルのみ/以降数番組分しか表示できないことが多いので、「今どのチャンネルで何をやっているのか、何時からどのチャンネルで何が放送されるのか」といった探し方をすることが多いユーザーにとっては、本機の仕組みも便利である。

photophoto テレビ番組表は「Gガイドモバイル」で確認できる。データの取得にパケット通信は必要だが、Gガイドモバイルの基本サービスそのもの利用料金は不要だ。最大8日分の番組表を表示可能で、複数チャンネルの番組を一覧できるメリットがある。左は放送中のもの、右は翌日のものを確認している画面

 番組は1Gバイトの本体内蔵メモリへ録画できる。1Gバイトのメモリに最大5時間20分、1番組あたり最大4時間の録画が可能だ。残念ながら予約録画や外部メモリ(microSDカード)への保存には対応しないが、帰宅が遅くなりそうなので仕事場でちょっと番組を録画しておく/視聴中の番組の気になるシーンを録画、というような使い方ならば録画可能な時間も含めて十分といえるだろうか。ちなみに視聴中の番組を静止画としてキャプチャーする機能も備えている。

photophotophoto 録画はメニューから呼び出すか、側面の[カメラ]キーの長押しで開始される。1Gバイトのメモリに最大5時間20分、1番組あたり最大4時間の録画が可能。画面キャプチャーは[カメラ]キーの短押しでも行える。[カメラ]キーの使い分けも、操作してみると意外と感覚的に分かりやすい。画面キャプチャーは例えば料理番組におけるレシピやクイズ番組の問題、プレゼント応募用の住所などをとっさにメモしておきたい場合の用途に使えそうだ
photo 録画した番組は「TV」の機能内から再生できる。もちろんBluetoothでのワイヤレス音声出力にも対応する

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