番号ポータビリティ利用のきっかけは「料金プラン」と「割引プラン」──MMD研究所調べ

» 2007年03月22日 22時19分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は3月22日、「MNP(番号ポータビリティ)に関する利用動向調査 part2」を発表した。調査は3月9日から同12日までの4日間、ストラテイションが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、オウケイノーツが運営する「みんなの恋愛相談」など12社、モバイル13サイトの協力を得て実施したもので、有効回答数は8672人。

 同調査によれば、携帯電話の所有率は「1台のみ」が83.3%、「同じキャリアで2台以上持っている」が6.8%、「異なるキャリアで2台以上持っている」は6.9%。

 番号ポータビリティの利用については、「利用した」の2.5%に対して「利用していない」が87.2%となり、約9割のユーザーが番号ポータビリティを利用していないことが分かった。「MNPが分からない」という回答も9.4%あり、盛んにPRされていたにも関わらず、理解していないユーザーが約1割いたことが分かる。

 番号ポータビリティを利用した回答者に、その理由を聞いたところ、「割引プラン(家族割など)が魅力的」が39.5%で最多。「料金プランが魅力的」が33.5%、「携帯端末のデザイン(色・形など)が魅力的」が32.1%と続いた。なお、キャリア変更後の満足度は、58.1%が「満足」、32. 1%が「普通」、9.8%が「不満」となっている。

 番号ポータビリティを「利用していない」回答者を対象に、今後の利用意向を尋ねると、「利用するつもりはない」が86.4%となり、利用を検討している回答者は13.6%に留まった。またキャリア別では、auでは「利用したい」が9.3%と 1割未満であるのに対し、ソフトバンクモバイルは「利用したい」が27.2%にのぼるなど利用意向に差が出ている。

 今後もMNPを「利用するつもりがない」と回答したユーザーに、その理由を尋ねたところ、「今のキャリアに満足」という以外に、「割引サービス(年間割引など)を引き継げない」「手数料がかかるため」「料金体系が分からない(比較ができない)」「メールアドレスを教えるのが面倒」「変えるのが面倒」という意見が目立ったという。

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