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» 2007年04月27日 19時35分 公開

日本語・中国語を相互翻訳、さらに発音も――「翻訳ウォーカー j・北京V3」

高電社は、Windows Mobile端末用の日中・中日翻訳+辞書ソフト「翻訳ウォーカー j・北京V3」を発売した。翻訳履歴を保存でき、会話データベースとして利用できる。

[平賀洋一,ITmedia]
photo 「翻訳ウォーカー j・北京V3」

 高電社は4月27日、Windows Mobile搭載機用の日中・中日翻訳+辞書ソフト「翻訳ウォーカー j・北京V3」を発売した。提供メディアは256MバイトのmicroSDカードで、microSDからインストールする。製品にはリカバリ用のCD-ROMも付属し、価格は3万1290円。

 翻訳ウォーカー j・北京V3は、中国語・日本語の相互翻訳機能に加え、小学館刊行の「日中・中日辞典第2版」を収録したソフト。中国語IMEとUnicode対応の中国語明朝体フォントなど中国語の入力環境も同梱している。

 中国語の表記は簡体字のほか、台湾や香港・マカオで使われている繁体字の切り替えが可能。入力した文章の翻訳結果だけでなく発音もピンイン(中国語の発音記号)やカタカナで表示するため、自分の言葉で伝えることができる。また、ネイティブに近い発音で読み上げる音声合成機能も搭載した。

 中国語の入力機能を備えたことで、現地の人が入力した中国語を日本語に翻訳できるなど、双方向のコミュニケーションが可能。中国語の手書き入力に対応し、標識や看板、レストランのメニューなど、読み方が分からない文字でも翻訳できる。

photophoto 翻訳画面は縦横表示切り替えに対応。発音の仕方をピンインやカタカナで表示するほか、音声合成による読み上げも可能だ

 今回発売したバージョンでは、翻訳履歴を60(日中30、中日30)まで残せるように進化。打ち合わせなどで繰り返し使う決まり文句を素早く呼び出せるほか、事前に翻訳した内容を登録する会話データベースとしても使え、スピード感のあるコミュニケーションが可能になった。そのほか、人名や企業名などの固有名詞を登録できるユーザー辞書機能を搭載する。

photophoto 翻訳結果を履歴として保存可能。日中・中日翻訳で30項目ずつ、計60項目を記録できる(左)。人名や固有名詞を登録できるユーザー辞書機能も搭載(右)

 辞典機能の収録項目は日中9万語・中日10万語におよび、世界的企業やブランドなどの中国語表記のほか、病気やけがの名前など日常で良く使う言葉も収録した。辞書機能は翻訳画面からスムーズに切り替えられ、翻訳結果の精度を向上させられる。

 さらに、いくつかの単語を組み合わせた例文AND検索機能や故事成語の収録により、中国語独特言い回しを覚えられ、その道徳観までも感じることができるという。ネイティブによる発音機能や、最大1000語まで登録できる単語帳機能も用意し、中国語学習にも役立つ。

photophoto 小学館の「日中・中日辞典第2版」を搭載。収録項目は日中9万語・中日10万語で、会話に多く登場する故事成語や、病気・けがに関する項目も用意される

 高電社によると、中国大陸と日本との経済交流が年々増加しており、ビジネスシーンにおいての翻訳ツールの重要度が上がっているという。また、2008年のオリンピック開催を控えるなど、中国とのコミュニケーションシーンの広がりが予想できるとしている。

 「スマートフォンやPDAに搭載する『翻訳ウォーカー j・北京V3』は、電子辞書とは違い高解像度な画面や手書き入力を持っている。スムーズな相互入力と翻訳により、画一的ではないコミュニケーションが可能だ。またWindows Mobile環境で動作するため、中国語のメールやオフィス文書との組み合わせにも応用できる。中国人が日本に来る機会も増えており、日本国内で利用するシーンも多くある」(高電社)

 対応環境は、OSがWindows Mobile 2003/2003 Second Edition/5.0。CPUはIntel Strong ARM 互換で、64Mバイト以上のメモリーとmicroSDカードスロット(miniSD/SDカードスロットアダプター可)が必要となる。

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