“他人の携帯を無断で見たことがある”男性は2割、女性は3割──MMD研究所調べ

» 2007年06月01日 20時27分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は5月31日、「携帯セキュリティに関する実態調査」の結果を発表した。調査は5月18日から21日まで、stratationが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、アクアカンパニーが運営する「幻創文庫」など計11社、モバイル11サイトなどの協力を受けて実施した。有効回答数は4072人。

 同調査によれば、全体の約6割が暗証番号を購入時の状態から変更していることが分かった。セキュリティ機能を利用している回答者の方が、暗証番号の変更する割合が高い傾向にあるほか、40代以上では暗証番号を変更している割合が少なかった。

 セキュリティ機能については、女性より男性の方が利用する割合が高く、年代別では10代が61.8%で最も多かった。以下、30代前半が52.0%、30代後半が50.7%と続いている。セキュリティ機能を利用している回答者が保護する情報は、「メール受信内容」が46.0%と最も多く、「携帯機能全て」が32.4%、「メール送信内容」が29.9%となっている。

 セキュリティ機能を利用していない回答者に、その理由を聞いたところ、「設定や解除が面倒」が54.4%と最も多かった。「やり方がわからない」という回答者も38.4%おり、26.6%は「セキュリティする内容がない」と回答している。

 

 携帯電話内の情報を無断で見られたことがあるユーザーは、男性では30.2%、女性では28.9%。セキュリティ機能の利用の有無で比較したところ、セキュリティ機能を利用している回答者で、見られたことがある男性は36.8%、女性では36.2%という結果になった。これに対し、セキュリティ機能を利用していない回答者で、見られたことがある男性は22.4%、女性では21.7%。セキュリティ機能を利用している回答者のほうが、携帯電話内の情報を無断で見られた経験がある割合が高いことが分かった。

 無断で見られた情報は、「メール受信内容」が83.8%と最も多く、「メール送信内容」が57.8%、「電話帳」が50.1%、「発着信履歴」が40.5%と並んだ。見られた相手は、「お付き合いしていた、もしくは現在している人」が50.2%でトップとなり、以下は「知人/友人」が32.0%、「学校や勤務先の知人/友人」 が24.6%という順だった。

 また、他人の携帯電話内の情報を無断で見たことがあるかを調査したところ、男性では18.3%、女性では30.0%の回答者が「見たことがある」と回答。見た内容は、「メール受信内容」が74.5%、「メール送信内容」が54.9%、「電話帳」が43.1%となっている。無断で見た相手は、「お付き合いしていたもしくは現在している人」が55.8%で最多となり、次いで「知人/友人」が19.8%、「親」が14.6%となった。

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