「W52S」は、初代ウォークマンケータイの「W42S」と同じ、スライドスタイルを採用。厚さは26ミリから19.9ミリと大幅に薄くなったが幅は4ミリほど広くなっている。
| スペック | サイズ | 重さ | ディスプレイサイズ | 音楽連続再生時間 |
|---|---|---|---|---|
| W52S | 54×108×19.9ミリ | 約130グラム | 2.7インチワイドQVGA(240×432ピクセル) | 約110時間 |
| W42S | 49×106×26ミリ | 約123グラム | 2.2インチQVGA(240×320ピクセル) | 約30時間 |
W52Sのハーモニクスホワイトと、W42Sのヒートブラック。高さ、幅ともにミリ単位の違いはあるが、W42Sのミュージックシャトル部分まで含めると厚みを除いたサイズはほぼ同じ。厚みはW52Sで大幅にスリム化され、W42Sのずんぐりした感じはなくなったダイヤルキーはW42Sとほぼ同じピッチ。左右のみのフレームレスタイプで、中央列のみを少し下げた配列に変更された。ただキータッチは、筆者が使った限りではW42Sとさほど変わらなかった。
なお、W52Sではディスプレイ側が大幅にスリム化され、ダイヤルキーとディスプレイ側のキーの段差が少なくなったため、操作時の違和感はぐっと軽減された。またW52Sでは新たにワイドQVGAディスプレイを採用しているが、ミュージックシャトルがなくなった分、高さに余裕ができたためか、ディスプレイ側のキー配置も窮屈にはなっていない。
ダイヤルキーのキーピッチはW42Sとほぼ同じ。少々変則な配列になっているが、操作時に違和感はなかった。ディスプレイ側は発話/終話キーが左右の端に配置され、その分、他のソフトキーの配置には余裕ができているスライドに連動した機能は、スライドオープンで発話、クローズで終話ができるほか、スライドオープンでキーロックを解除できる。W42Sと同様、クローズでキーロックをかけるこも可能だ。キーロックは、スライドケータイによくあるキーの長押しではなく、スライド式のスイッチを採用している。
調査時のデモ機がハーモニクスホワイトのみだったので、ほかのボディカラーのものは確認できなかったが、キーのバックライトはウォークマンロゴのイメージカラーでもあるオレンジを採用していた。ダイヤルキーはキー全体が明るく光る仕様で、ディスプレイ側のキーは文字やロゴ部分が透過して光る。暗い場所での操作性も特に問題はない。
着信時にも点灯するミュージックキーは、設定すればアドレス帳に登録した特定の相手ごとに、異なるパターンのイルミカラーや点滅パターンを設定可能だ。
※今回の検証および確認はあくまでも開発途上の端末によるものなので、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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