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» 2007年07月06日 23時59分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情6月30日〜7月6日

ドコモが2007年夏モデルの第2弾として704iシリーズ8機種を発表。劣勢を立て直ししたいところだが、6月の携帯契約数ではソフトバンクモバイルが5月に引き続き首位に立った。また北米では「iPhone」が発売され、話題をさらった。

[園部修,ITmedia]

ドコモ、704iシリーズを発表

 NTTドコモは7月4日、夏モデルラインアップの第2弾として「704i」シリーズを発表した(7月4日の記事参照)。三菱電機、富士通、LG電子、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、シャープ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の6機種と、NECおよびパナソニック モバイル製の薄型端末「μ」2機種の計8モデルが7月から10月にかけて発売される。

 70xiシリーズというと、従来は90xiシリーズの廉価版という色合いが濃かったが、今回は「Made for You」をテーマに、「機能を絞り込んで、それぞれのターゲットユーザーに合わせた端末」としたとNTTドコモ プロダクト&サービス本部プロダクト部の永田清人部長は話した。

 「90xiシリーズは、最新のサービスや最新の機能をフルパッケージで提供するという考え方。70xiシリーズは、ライフスタイルに合ったそれぞれの機能を個々にセレクトして提供するのが大きいテーマ。90xiシリーズでは挑戦できていないことを新たに取り入れ、90xi系と70xi系がジャンルのちがうものになった」(永田氏)

 各機種の主な特徴としては、「D704i」と「SH704i」がワンセグ搭載、「F704i」が防水+国際ローミング、「L704i」はHSDPAと国際ローミング対応、「P704i」は“フラットスライド”ボディにうた・ホーダイ対応、「SO704i」がイルミネーション+Style-Upパネルなど。また「N704iμ」と「P704iμ」は、703iμと同じ厚さ11.4ミリで、新たに国際ローミングに対応している。

 また704iシリーズ発表に先立つ6月29日には、LG電子製の国際ローミング対応シンプル端末「SIMPURE L2」も発売された。これに合わせてドコモとLG電子は、東京ミッドタウンのデザイン総合イベント「東京デザイナーズウィーク」とのコラボレーション企画「Touch&Love DESIGN展」を開催しており、デザイナーのグエナエル・ニコラ氏や韓国人モデルのヨンアさんらを招いたオープニングイベントを開催した(7月2日の記事参照)。

カシオ計算機とドコモ、「iD」活用のレジシステムで提携

 カシオ計算機とNTTドコモは7月3日、「iD」を中心としたクレジットサービスによる電子決済サービスと、店舗の売上集計や分析などの店舗支援サービスを提供する合弁会社「CXDネクスト」を7月9日に設立すると発表した(7月3日の記事参照)。カシオ計算機が開発した電子レジスター(ネットレジ)を利用し、iDやクレジットカードによる電子決済などを比較的低価格で導入可能にする。

 CXDネクストは、電子決済関連サービスとしてiDや磁気式クレジットカードによる支払いの売上処理代行や、請求・精算の業務代行といった代金決済に関連するサービスを提供。店舗支援サービスとして、各ネットレジの売上データを約30分ごとに自動集計し、帳票や売上げグラフをWeb上に表示したり、売上速報や業務連絡を携帯電話へ配信する売上集計管理システムなども用意する。

6月の純増数、ソフトバンクモバイルが再び首位

 電気通信事業者協会(TCA)は7月6日、2007年6月末時点での携帯電話契約数を発表した。携帯とPHSの累計契約数は1億307万7600となった(7月6日の記事参照)

 6月の純増数は、NTTドコモが8万8800、KDDIグループが13万3200(auの純増20万7700、ツーカーの純減7万4000を合算)、ソフトバンクモバイルが20万4800。ソフトバンクモバイルは5月の結果に続き、連続で純増シェアトップを獲得した。イー・モバイルの契約数は、3月から6月の累計で6万200と発表された。

 PHSの契約数は、対前月比6400の純減で累計502万1800。ウィルコムの純増が2万2000にとどまる一方、ドコモの純減は2万8400となったことが、久々の純減につながった。

北米で「iPhone」発売

 米国時間の6月29日(日本時間では6月30日)、米Appleが手がけた携帯電話「iPhone」が全米で発売された。発売日の数日前から、Apple Storeの前には行列ができ、各店舗の前には数百人が並んだ。台数は比較的潤沢に用意されていたようで、週末を超えておよそ50万台以上が販売された模様だ。

 iPhoneの価格は4Gバイト版が499ドル、8Gバイト版が599ドルで、さらに米AT&Tと2年間の契約が必要になる。また店頭では誰でもiPhoneを購入できるものの、実際の使用には「アクティベーション」という作業が必要で、米国の社会保障番号(SSN)や米国内の住所で登録したクレジットカードを持っていないとiPhoneの全機能を利用するのは難しいようだ(7月1日の記事参照)

ウィルコム、割賦販売の加入条件を「端末使用期間6カ月以上」に緩和

 ウィルコムは7月5日、7月13日から開始する機種変更時の割賦販売制度「W-VALUE SELECT」の加入条件を緩和すると発表した。緩和措置は「『W-VALUE SELECT』スタートキャンペーン」の一環として、9月30日までの期間限定で実施する。

 本来W-VALUE SELECTは、使用期間10カ月以上のPHS端末を機種変更する場合に利用できるとしていたが、キャンペーン期間中は6カ月以上10カ月未満の使用期間であってもW- VALUE SELECTを利用できる。期間中にW-VALUE SELECTを申し込んだユーザーには、サポートコインを最大5コイン(2100円相当)をプレゼントする。キャンペーンの予約は、ウィルコムストアで順次受け付ける。

東京国際ブックフェア開催

 第14回東京国際ブックフェアが、7月5日から8日まで開催された。携帯電話向けのコンテンツとして注目を浴びる「電子書籍」「電子コミック」用のプラットフォームBookSurfingを提供するセルシス、ボイジャー、インフォシティと、XMDFを提供するシャープがそれぞれブースを出展し、自社の技術をアピールした。

 BookSurfing陣営は、今秋のリリースを予定している携帯向け電子書籍ビューワ「BookSurfing」の最新版を披露した。新バージョンでは1回のボタン押下で複数のアクションを起こせるように改良し、コミック内のキャラクターがアニメーションのように動く表現なども可能にするという。開発ツールには新たに「ゲームブック」作成機能なども搭載する。

 XMDF陣営でも、対応デバイスを増やし、それぞれのデバイスの特性に合った新たなジャンルのコンテンツを開発することでシェアの拡大を狙うと説明。Microsoft Wordで作成したデータを簡単操作でXMDFファイルに変換する技術を開発したほか、海外展開なども進めていく。

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