レノボ・ジャパンは7月11日から、CDMA 1X WINに対応したPCI Express Mini Card規格の通信モジュールを搭載したThinkPad X61およびX61sを発売する。通信モジュールはKDDIが提供しており、国内の携帯キャリアの通信モジュールを組み込んだPCの発売は日本初としている(PHSは除く)。
WIN通信モジュール搭載のThinkPad X61(76755BJ)は、CPUにCore 2 Duo T7300、チップセットにIntel GM965を採用したモデル。メインメモリは1024Mバイトで、160GバイトのHDDを搭載。1024×768ピクセル表示に対応した12.1インチディスプレイ、無線LANモジュールIntel Wireless WiFi Link 3945ABGを装備する。OSはWindows XP Professional(SP2)で、価格は24万6750円。
ThinkPad X61s(766894J)の方は、CPUにCore 2 Duo L7300、チップセットにIntel GM965を搭載。メモリ容量は512Mバイトで、80GバイトのHDDを搭載している。液晶ディスプレイは12.1インチ(最大解像度1024×768ピクセル)、無線LANモジュールはIntel Wireless WiFi Link 3945ABGを搭載している。OSはX61と同様、Windows XP Professional(SP2)で、価格は22万5750円。また両モデルに共通の仕様として、セキュリティチップ、指紋センサーを備える。
通信モジュールは京セラ製の「KCMP」で、下り最大2.4Mbps、上り最大144kbpsでの通信が可能。サイズは31×51×4.3ミリで、52ピンコネクタのPCI Express Mini Card規格に準拠している。重量は約12グラムで、GPS一測位機能やOTA(Over the Air)機能、日付時刻情報の取得や簡易位置情報取得機能も持つ。アンテナはThinkPadに内蔵のものを利用する。
WIN通信モジュールを搭載したThinkPadは、レノボ・ジャパンの直販サイトやレノボの代理店を通して販売する。KDDIとの契約は、ThinkPadにプリインストールされるオンラインサインアップソフトを利用して行うため、ユーザー自身がauショップなどへ出向く必要はない。料金プランはデータ通信カード「W01K」「W03H」などと同様、PacketWINシングルサービスのWINシングルLL、L、M、S、SSから選べる。
基本使用料 | 無料通信料 | パケット通信料 | |
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WINシングルLL | 1万2390円 | 1万8900円/月(約150万パケット分) | 0.0126円/パケット |
WINシングルL | 8400円 | 1万8900円/月(約120万パケット分) | 0.01575円/パケット |
WINシングルM | 5775円 | 1万1812円/月(約45万パケット分) | 0.02624円/パケット |
WINシングルS | 2625円 | 1050円/月(約1万2500パケット分) | 0.084円/パケット |
WINシングルSS | 1575円 | − | 0.105円/パケット |
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