では実際に作例を見てみよう。まずはいつもの黄色い象のすべり台とあずまやを。
なかなかよい。色もしっかり乗ってるし、ケータイカメラにしてはディテールもシャープな印象。晴天下という撮影環境のよさもあるが、すべり台の明るい色の部分も白飛びしていない。これだけ撮れれば気持ちいい。
ちなみに、1500×832ピクセルの横長ワイドモードでも撮ってみた。
こちらはちょっとアンダー気味で暗くなったのが残念。それはともかく、どんなふうに“中央部を横長に切り出す”のか分かってもらえると思う。
ついでにおまけ。
青空もなかなかきれいに出た。
あずまやの作例は素直に縦位置で撮った。ややシャープネスがわざとらしく、コントラストが高すぎる(雲は真っ白に飛んでいるし、あずまやの影は真っ黒につぶれている)絵なのだが、その分クッキリして見映えはいい。
次は青空を。
F904iは豊富なシーンモードがある。これが、オートとはかなり違った写りを見せてくれるのも面白いところ。「風景」モードで撮ると彩度が鮮やかになり、空がより青く、緑もクッキリ、コントラストも高めとなる。ま、わざとらしいくらい。でもケータイのカメラはこのくらい派手でもいいかなとは思う。
ではもう少し暗いところではどうか。日陰で猫を撮ってみる。
あまりに暗かったのでISO感度を「high」にした。ISO 1245と、すごく増感されたので絵は荒れたが、こういう一瞬が撮れる。キー1つで感度を調整できるのは使い勝手がよい(キーカスタマイズ設定で[テレビ電話]キーに、カメラのイン・アウト切り替え/動画撮影/シャープネス設定/カメラ感度のいずれかを割り当てられる)。
今度は横長ワイドモードにすると望遠ぎみに写るのを利用して、猫の顔のアップを撮ってみる。こちらはISO 371だった。
続いてマクロを。
あじさいを撮影。「花」モードにすると、花びらの色がより鮮やかになった。
もう1つマクロの作例を。背景のぼけ具合もなかなかだ。
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