絵はちょっとハデだが、“ヨコモーション”はカメラも楽しく快適──「F904i」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2007年07月11日 18時18分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 次は室内。蛍光灯下で、感度モードを変えながら撮ってみる。

1/20秒、F3.0、ISO:87、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:オート、被写体との距離範囲:近影、自動露出測光モード:中央重点測光1/50秒、F3.0、ISO:245、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:オート、被写体との距離範囲:近影、自動露出測光モード:中央重点測光
1/100秒、F3.0、ISO:457、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:オート、被写体との距離範囲:近影、自動露出測光モード:中央重点測光1/50秒、F3.0、ISO:237、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:オート、被写体との距離範囲:近影、自動露出測光モード:中央重点測光 左上:ISO=lowで撮影。ISO 87、右上:ISO=normalで撮影。ISO 245、左下:ISO=highで撮影。ISO 457、右下:ISO=normal+手ブレ補正有効

 感度を上げるとどうしてもディテールの描写が荒れてくるのは仕方ないところ。なお、ISO感度モードを変更しても、実際にどの値の感度で撮影されるかはその撮影状況によって異なる。ISO感度は基本的にはオートだが、「低めオート」「標準オート」「高めオート」と思えばいいだろう。

 続いて白熱灯下の作例を。

1/33秒、F3.0、ISO:186、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:オート、被写体との距離範囲:近影、自動露出測光モード:中央重点測光1/40秒、F3.0、ISO:229、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:マニュアル/白熱灯、被写体との距離範囲:近影、自動露出測光モード:中央重点測光 白熱灯下で撮影。ホワイトバランス:オート(左)、ホワイトバランス:白熱灯下

 ホワイトバランスの補正は「オート」だとかなり赤みが残ったので、「白熱灯」にして撮影したのが2枚目。こちらはもうひといきというところかな。

 最後はマクロの作例。

1/33秒、F3.0、ISO:179、EV:0、WB:オート、レンズ焦点距離:35ミリ、撮影モード:オート、シーン:オート、被写体との距離範囲:マクロ、自動露出測光モード:中央重点測光 室内でマクロ撮影

 よく見ると、背景にピントが合ってしまっている。相変わらずケータイカメラのAFは、実際にはピントが合っていなくても、「合っている」と認識してしまうことがあるので難しい。

快適に使えて、画質もなかなか──かなり楽しいね

photo

 そんな感じで、F904iは基本的な画質はいい(ちょっとくっきりしすぎという気もするが、これはこれでいい気もする)ので、あとは屋内でのヒット率の向上を望みたい。

 ちなみに撮影補助用ライト(つまりはピクチャーライト)は搭載しないので注意したい。

 ともあれ、ディスプレイを左にシュタッと倒すとすぐ撮影可能になるというのが心地よい。これならついつい撮ってみたくなるというものだ。ちなみに1Mモード以下のサイズにしておけば、横向きでちょっと望遠気味の横長写真、縦向きでフルサイズの縦長写真と設定変更なし使い分けられるので、ケータイで撮った写真をその場でBlogやSNSなどにアップするのに活用したいという人は、縦横を意識して撮ると変化を付けられるのでさらにお薦めだ。

 個人的には、前述したようにディスプレイの向きと撮影画像の向きがもっとスマートに連動してくれるとよりうれしかった。センサーが一緒に回転するのでも、あるいは正方形センサー搭載してトリミングで対応するのでもいい。これに対応してくれるとワンセグ以外にも“ヨコモーション”を生かせる、もっと遊べる携帯カメラに仕上がると思うのだ。

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