“身構えず”に気軽に遊べる、プレーンな200万画素カメラ──「707SC」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2007年04月16日 16時44分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
photo 厚さ11.9ミリのSamsung電子製端末「XS 707SC」。回転レンズ式の200万画素CMOSカメラを搭載する。回転式レンズの携帯カメラを使うのはひさびさだ

 まあとにかく薄い。板のように薄い。ソフトバンクモバイルの超薄型Samsung電子製端末が「707SC」。厚さは11.9ミリ。これだけ薄いのだからカメラ機能も推して知るべしかもしれないが、それなりに薄さを生かしたおもしろい構造になってる。

 カメラはヒンジ部分にある。最近では珍しい回転式で、1つのカメラでアウトカメラとしてもインカメラとしても使える。

 撮像素子は200万画素のCMOSセンサー。スペースの都合か、撮影補助用ライトやマクロモードは備わらない。パンフォーカスのみとなるので、近距離にはピントが合わないのがやや難点だ(大雑把にいって、50センチくらいがぎりぎり)。思い切って携帯カメラとして当たり前とされてる機能を削った潔さは評価したい。

 そんな端末なのでカメラ機能もシンプルだ。

 ディスプレイを開いて十字キー左の[カメラ]キーを押すとカメラモードになる。起動時間は約3秒。やや待たされる感じだが、起動後のレスポンスはそこそこである。


photophoto 通常撮影時のレンズの位置はこのような感じ(左)。自分撮り時はレンズを180度回転させる。待受画面の時計は、本機の“ダイナミックエフェクト”機能で自作したもの(後述)。これはなかなかおもしろい

 撮影画像は基本、横長となる。つまり、普通に端末を縦に構えて横長の写真が撮れるスタイルだ。最大解像度は1600×1200ピクセル。QVGAサイズのみ縦長の240×320ピクセルも選べるが、この場合は左右がトリミングされた画角となる。

 707CSのファインダー表示設定は、ノーマル、アイコン表示なし、グリッド線あり、フルサイズビューの4種類がある。このうち、ファインダーとして縦向きで構えたディスプレイいっぱいに表示される“ノーマル”(デフォルト設定)の表示方法にやや違和感を覚える。

 このモードは左右がトリミングされた状態でファインダー表示されるが、シャッターを切ると撮影時には画面から“はみだしていた左右”を含めた横長の画像として記録される仕組みのもの。2Mモードでも縦長の写真を撮ってくれるのかと思いきや……これはかなりまぎらわしい。[#]キー押下で画面表示を切り替えるか、ファインダー表示設定で“フルサイズビュー”にすると、きちんと撮影範囲がフル表示されるわけなのだが(この場合は上下に余白ができるので撮影範囲が小さく見えるという欠点はあるが、写る範囲はしっかり把握できる)。

photophoto 撮影時の画面(デジタルズームや明るさのガイドなどはちょっと表示されてすぐ消える)。“ファインダー設定を“ノーマル”にすると、ファインダー画面いっぱいに画像が表示されるが、実はここに写っていない左右も含めて撮影される(左)。対して“フルサイズビュー”は右画像のように表示する。これが実際に写る範囲だ。なお、写っているミニカーがボケてるのは近距離すぎて、ピントが合わなかったため(右)

 そのほかの撮影機能は至ってシンプル。画質設定のみ多め(エコノミー、ロー、ノーマル、ファイン、スーパーファインの計5段階)に項目が用意されるが、それ以外はモノクロやセピアにできるエフェクトやフレーム挿入機能、ホワイトバランス設定、連写(6枚/9枚/15枚)、コマ分割撮影(1枚の画像に4コマ/9コマ分の写真をまとめる機能)があるくらいだ。

photophoto 撮影時のオプション。実にシンプルだ(左)。撮影ガイドもそう。機能がシンプルなので、このガイドを覚えれば使いこなしも簡単にできそうだ(右)

 なお、レンズを180度回転させて自分に向ける、“自分撮りモード”も容易。撮影画像が上下で反転するので、左側面の[▲][▼]キーで上下と左右反転操作を行う。ただし、レンズの位置によってはボディが写り込んでしまうので、利用可能な角度の範囲はそれほど広くはない。ちなみに“自分撮りモード”左右を反転させると、鏡のかわりにも使える。

photophoto カメラを自分撮りモードにしてみた。レンズを回転させただけだと1枚目のように上下左右が反転するので、サイドキーで上下左右を反転させてから撮る
photo レンズを適当な角度に調整して撮影できるが、角度によってはこのようにボディが写り込んでしまう。……実は利用範囲は狭い

 撮った写真は内蔵メモリへ保存する以外に、そのままメールやBluetoothで送信したり、編集やダイナミックエフェクト操作などが行える。撮ったあとですぐ遊べる気軽さが707SCのカメラの特徴といっていい。

 ちなみに外部メモリカードスロットを備えず、保存はすべて内蔵メモリ(最大約130Mバイト)に行う。PCへのデータ転送はUSB接続で行う方法以外に、Bluetoothでも可能。ケーブル接続なしで行えるBluetooth送受信はてっとり早く、お勧めだ。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月06日 更新
  1. KDDIのローミング終了で楽天モバイルはどう変わる? 心もとない700MHz帯、独り立ちのカギは5Gにあり (2026年10月03日)
  2. ドコモがほぼ全ての料金プランを値上げ それよりも端末の値上げが気になるこの頃 (2026年10月03日)
  3. ドコモがRCSで同意未取得の不備 約1万6000件に影響、対象ユーザーは利用停止に (2026年10月04日)
  4. 高市首相がAppleに要請――「自殺防止機能の搭載を」 生成AIへの相談増加を受け (2026年10月03日)
  5. ahamoがついに料金プランを改定。段階制へ――「40GB」が業界の新たなスタンダードになるのか (2026年10月04日)
  6. JALモバイルはなぜIIJに加え「ahamo」を選んだのか? JALとドコモが明かす“ホワイトレーベル”の狙い (2026年10月05日)
  7. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【10月4日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年10月04日)
  8. 【ワークマン】3900円の「防水ワールドウォークバックパック」 リュックやトートバッグ、ポーチになる (2026年10月05日)
  9. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  10. 「Androidのマイナンバーカード」は10月20日スタート予定 今の「スマホ用電子証明書」と何が違う? (2026年10月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー