MMD研究所は8月2日、「携帯電話の利用マナーに関する実態調査」の結果を発表した。同調査は2007年7月20日から同23日まで、ストラテイションが運営する「00HPメイカー」、チャンスイットが運営する「モバポチャ」など計20社、モバイル24サイトの協力を受けて実施したもので、有効回答数は1万1808人。
同調査によれば、携帯電話のマナーモードを利用している人の割合は約9割。携帯電話を使用する上でマナーだと考えているのは、「特定の場所では通話を控える」が87.1%で最多となり、以下「特定の場所ではマナーモードにする」が86.3%、「公共の場所では操作音を出さないようにする」が77.6%と続いた。
10代でも「特定の場所では通話を控える」「公共の場所では操作音を出さないようにする」「特定の場所ではマナーモードにする」が上位を占めている。10代から20代で飛躍的に増えたのが「特定の場所では電源を切る」という項目で、10割では1割程度なのに対し、20代以降では約7割を超える結果となった。
携帯電話の電源を切るべき場所については、「飛行機内」が88.5%で最も多く、「医療機関内」が87.8%、「映画館」が70.6%とこれに続いた。また、「授業中」に切るべきと答えた回答者の割合は、30代後半以上で5割を超えており、学生である10代から20代前半よりも多かった。
通話を控えるべき場所については、「映画館」が93.6%、「劇場」が91.5%、「医療機関内」が89.7%と上位を占めた。そのほか、「飛行機内」「電車やバスの車内全体」「授業中」「運転中(自動車・バイク)」もほぼ8割以上となった。
自分の携帯電話の利用マナーについては、「いいと思う」という回答が58.4%、「悪いと思う」が4.0%、「どちらでもない」が37.6%。「いいと思う」と回答した割合は40代以上が最も多く、また、女性よりも男性の方が多かった。
他人の携帯電話の利用マナーが気になることが「ある」と回答した人は64.2%、「ない」と回答した人は35.8%。マナー違反だと思う場面に遭遇したときの対処法は、約6割が「注意しない」と回答。「直接注意する」という回答は、女性よりも男性の方が多かった。
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