Samsung電子製のコンパクトなスライド端末「805SC」。そのボディには十字キー、ソフトキー、ダイヤルキーが密集しており、操作性を気にする声が多く寄せられた。実際に操作してみたが、やはり十字キーは小さい印象だ。また、決定キーと方向キーの位置が近く、上キーと決定キーを間違えて押してしまうことが何度かあった。指の腹ではなく指先で押したほうがよさそうだ。
ダイヤルキーはシートキーを採用している、しっかりとした押下感がある。ただ、最上列の[1][2][3]キーは、上のスペースが少なくてやや押しづらい。いずれにしても慣れが必要だろう。
805SCのキーバックライトはどのように点灯するのか、明るさは十分かという質問が寄せられた。805SCのターコイズブルーで確認したところ、ソフトキーとダイヤルキーは全体が青く発光した。明るさも十分で、視認性も良好だ。ただし十字キーにはバックライトを備えておらず、点灯しなかった。
805SCのディスプレイは320×240ピクセル表示の2.1インチ液晶で、大画面化が進む昨今の端末の中では小さい部類だ。ワンセグを快適に視聴できるサイズといえるのだろうか。
実際にワンセグを視聴してみたが、映像を十分に楽しむことができ、データ放送や字幕など画面に表示される文字もしっかりと認識できた。文字が流れるテロップはやや読みづらく感じたが、これはほかのワンセグケータイでも同様で、805SC固有の問題とはいえないだろう。確かに画面は小さいが、快適にワンセグを視聴できる。
従来のSamsung電子製端末は、アレンジメールやYahoo!mocoaなどソフトバンクオリジナルのサービスに対応していなかった。805SCでは、Yahoo!mocoaやS!タウン、PCサイトブラウザ、ちかチャットに対応している。なお、S!FeliCa(おサイフケータイ)、S!キャスト、ライブモニター、ホットステータス、サークルトーク、アレンジメールには対応しない。
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