ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO705i」は、「SO703i」や「SO704i」と同じく、背面のパネルを交換できる“Style-Upパネル”を採用している。SO703iやSO704iと大きく異なるのが、SO705iは「パネルを装着していない状態」がデフォルトであること。したがってStyle-Upパネルは製品には付属せず、すべてオプション品として購入することになる。Style-Upパネルは現時点では3種類が用意されているが、ほかのバリエーションが登場するのかは、「検討中」(NTTドコモ)とのこと。
外観では、キー配列が少し変更されている。従来のソニー・エリクソン端末は、ダイヤルキーの下に[マナー]/[メモ]キーを備えていたが、SO705iではこれら2つのキーはサイドに移動している。また、SO905iと同じく、「記号」呼び出しが「*」キーに、「小文字」切り替えが通話キーに、「カメラ」呼び出しが左下ソフトキーに割り当てられている。
また、従来のSO70Xiが丸みを帯びたフォルムだったのに対し、SO705iはスクエアなフォルムに変化している。これは、「20代女性というコアターゲットに加え、男性にも訴求していきたい」(説明員)からだという。たしかに、Sugar WhiteやCharcoal Grayは男性が使っても違和感はない。
SO705iは、通話中やメール受信時、本体クローズ時などに背面のイルミネーションが点灯し、アニメーションが表示される。SO704iのように、イルミネーションとStyle-Upパネルの模様が連動する仕掛けはないが、装着したStyle-Upパネルによってイルミネーションは異なる色に見えるという。このイルミネーションはデフォルトで数種類プリセットしているほか、メーカーサイトからダウンロードすることも可能だ。
さらに、「プロフィールに誕生日を登録すると、誕生日だけ、着信時や充電時に特別なイルミネーションが表示される」(説明員)という。具体的には、「ハッピーバスデー」といったニュアンスのメッセージや、ケーキのイラストが表示され、アニメーションは着信、メール受信、充電でそれぞれ異なるという。なお、アドレス帳に登録したほかの人物の誕生日に、特別なイルミネーションを流す仕掛けはないようだ。
メール関連機能もブラッシュアップされ、日本語入力システムは新しく「POBox Pro」を搭載。タブを使った変換候補の選択が可能になり、ひらがなから英数カナへ変換することが可能になった。ほかに、カメラで撮影した画像からデコメピクチャを作成できる「デコ絵つくーる」アプリを内蔵する。
そのほか、女性に人気の「ミッフィー」のデコメ絵文字/デコメピクチャ/デコメテンプレートを多数用意するほか、ミッフィーのキャラクターを使ったゲームもプリインストール。このiアプリは「ミッフィーやミッフィーの友達が、順番に八百屋や文房具屋などにおつかいに行き、頼まれたのもを購入する」(説明員)という流れで、記憶を頼りに買い物をする、脳トレのような内容になるという。
機能面では、FOMAハイスピードのほかに、国際ローミング(3G)、フルブラウザ、2in1(着信回避モード対応)、Music & Videoチャネル、ビデオクリップ、うた・ホーダイ、直感ゲーム、Flash Lite 3、きせかえツールなどに新対応。また、ミュージックプレーヤーは着うたフルとWMAの再生が可能になった。なお、ATRACファイルの再生には対応しない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.