ウィルコムの「HONEY BEE(ハニービー)」(WX331K)は、京セラ製のW-OAM対応ストレート端末。ターゲットは主に10代から20代前半の若年層で、いわゆる”ウィル友”需要や2台目需要を見越したサイズ感とデザイン、そしてカラーバリエーションが特徴だ。機能は通話とメール、Webアクセスに絞られているが、内蔵式アンテナや赤外線端子(IrDA)など、京セラ製PHSとしては初めての試みも採用された。
HONEY BEEのボディサイズは約42(幅)×120(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、重さは約73グラムとスリムでコンパクト。また、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ピンク、ブルー、イエローの5色。カラーによって表面の質感が異なっており、ピンク、ブラック、ホワイトはクリア塗装仕上げ、ブルーとイエローはマットな布のような手触りのマット塗装仕上げとなっている。
ストレート型の採用や軽量・コンパクトなサイズ感、ポップなカラーバリエーションなどは、HONEY BEEのコンセプトである“1台目(の携帯電話)とは異なるテイスト”によるものだという。
メインディスプレイには2インチQVGA(240×320ピクセル)液晶を搭載した。PHSでHTMLメールを送受信できるウィルコムの新サービス「デコラティブメール」に対応しており、本機のほか「WX330K」、「Advanced/W-ZERO3[es]」(3月以降に対応予定)などと“デコメ”をやり取りできる。完全に互換しているわけではないが、他キャリアとの送受信にも対応しており、定額でメールが利用できるウィルコムのメリットを、さらに生かせそうだ。
WebブラウザはOperaブラウザVer.7.2EXで、PC向けWebサイトの閲覧のほか、RSSリーダー/ストレージ(バックアップ)/フォトアルバム/スティッキーノートなどをオンラインで利用できる「Operaサーバーサービス」にも対応。連続通話が2時間を超えるとアラームが鳴る長電話お知らせ機能や通話中着信表示機能、電波の強い基地局をキャッチできるしっかリンク機能なども備えた。なおカメラ機能、外部メモリスロット、Java、Flashプレイヤーは非搭載となっている。
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