ワンセグとカメラの使い勝手は、P905iとほぼ同じだ。ワンセグを起動すると「VIERA」ロゴが表示され、モバイルPEAKSプロセッサーによる映像補正やエッジの強調やノイズリダクションを同時に行う拡大処理技術により、鮮やかな絵を表示してくれる。920Pの搭載する液晶の最大コントラスト比は2000:1(映像再生時)、上下左右160度の広い視野角を実現する。
ワンセグを本体の内蔵メモリに録画できない点も、残念ながらというべきかP905iと同じ。ただ、920Pを購入するユーザーの多くは、Gバイト単位のmicroSDをすでに使用中、あるいはより大容量のmicroSDHCを一緒に望むと思われる。今回、デモ機に手持ちのサンディスク製8GバイトmicroSDHCで試してみたが、問題なく認識され、使用できた。ワンセグ録画をはじめとする映像コンテンツや音楽データ、写真データなどのサイズが大きいデータは大容量の外部メモリとともに楽しむのが適しているといえる。
5Mカメラも、横に構えられ、かつサイズの設定により横向きの写真は撮れる(2592×1456や1920×1080モードなどの設定時に「TOP↑」のような写真の向きのアイコンが表示される)が、P905iと同じく横向き用のUIは備わらない。ただ、主要な撮影設定はダイヤルキーのショートカットで素早く変更できるほか、4つのメニューキーにも機能変更などのショートカットが割り当てられ、使い勝手は普通によい。手ブレ補正やフォトライトももちろん備わる。
Web利用は携帯用のYahoo!ケータイはもちろん、PC向けサイトを閲覧できるPCサイトブラウザを搭載。[カメラ]キーと[TV]キーでページスクロールでき、ディスプレイを横に開くと表示も連動して横向きに切り替わる。
そのほか、920Pの独自機能「メディアジャンプボタン」で、ワンセグとPCサイトブラウザを互いに切り替えられる(どちらかが起動していない場合は、このときに起動する)。待受時は長押しでメディアプレーヤーを起動させることもできる。アプリはぷよ&コラなど横向き対応のゲームもプリインストールする。ただ、P905iにあった「リッジレーサーズモバイル」はプリインストールされないようで、かつAV-OUT端子を利用したゲームの外部出力は不可のようだ(撮影した動画などは可能)。
機種名 | 920P |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約49×106×18.8ミリ |
重さ | 約135グラム |
連続通話時間 | 約220分(W-CDMA)、約200分(GSM) |
連続待受時間 | 約580時間(W-CDMA)、約340時間(GSM) |
ワンセグ連続試聴時間 | 約4時間30分(ECOモード時:約6時間45分) |
アウトカメラ | 有効約507万画素AF、手ブレ補正付き |
インカメラ | 有効約33万画素 |
外部メモリ | microSD、microSDHC対応(別売り) |
メインディスプレイ | 約3インチ(480×854ピクセル)液晶、最大26万色 |
サブディスプレイ | 約0.77インチ(96×25ピクセル)有機EL、1色 |
主な対応サービス・機能 | 着うたフル、PCサイトブラウザ、国際ローミング(3G/GSM)、Bluetooth(V2.0+EDR)、フィーリングメール、S!おなじみ操作 ほか |
ボディカラー | メタルブラック、ホワイト、ライトブルー、ゴールド、ピンク |
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