韓国でも「EXILIMケータイ」発売

» 2008年03月26日 14時55分 公開
[佐々木朋美,ITmedia]
photo “EXILIMケータイ”「W53CA」をベースにしたLGTの「canU801Ex」

 4月初めから、韓国にも“EXILIMケータイ”が登場する。LG Telecom(以下、LGT)は、個性派携帯電話をラインアップする「canU」シリーズの8機種目として、カシオ計算機製の「canU801Ex」(以下、801Ex)を4月上旬に発売すると発表した。

 801Exは、“EXILIMケータイ”「W53CA」を韓国向けにカスタマイズした端末。手ブレ補正機能付きのAF付き515万画素カメラ、回転2軸型のワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応のの2.8インチIPS液晶ディスプレイ、micro SDカードスロットなど、主なスペックはW53CAと同様だ。

 韓国独自の機能としては、地上波DMBに対応している点と、LGTの3Gデータサービスである「OZ」に対応している点が挙げられる。801Exは別名「OZ専用フォン」と言われており、インターネット機能を強化した携帯電話という位置付けだ。

 LGTが4月から開始する予定のOZは、EV-DO Rev.A(以下、Rev.A)によるフルブラウジングサービスの名称だ。名前は「Open Zone」の頭文字から取っているという。また古代ヘブライ語で「力」「権能」という意味でもあり、「顧客の力になる、実用的サービスを提供する」(LGT)という意味も込められている。

 OZは、他社のHSDPAサービスのようなテレビ電話中心のサービスから抜け出し、メールやWebアクセスを携帯電話で利用する、モバイルインターネットの普及を目指すという。「Webブラウジングフォン、高機能カメラフォンに特化している」(LGT)ためか、テレビ電話機能は搭載していない。

photophoto 「canU801Ex」は、EV-DO Rev.A(以下、Rev.A)によるフルブラウジングサービス「OZ」が利用できる
photo 「OZ」のロゴ

 フルブラウザソフトには「LGT独自のブラウザが使われている」(LGT)という。LGTではOZを通じて積極的な網開放を行い、これまで料金的な負担感や携帯電話の画面の小ささなどから低調だった、モバイルインターネットの利用率を上げて行きたいようだ。

 801Exの価格は50万ウォン(約5万円)台後半。テレビ電話が非対応とはいえ、HSDPAに対応し500万画素カメラが搭載されていることを考えれば、比較的安い部類に入る。色は、ブラック、ホワイト、レッドの3種類だ。

 LGTは「(W53CAは)EXILIMケータイということで、日本でも話題になったと聞いている。そうした話題性も含め、大画面、高画素カメラの携帯電話を求めたところ、W53CAの導入に至った」と、801Ex発売の経緯を説明した。

 “高速なモバイルインターネットが可能だが、テレビ電話機能がない低価格端末”というのは、実用的なサービスで会員を増やしてきたLGTらしい端末といえる。LGTによると現在、canUのユーザーは約10万人程度だという。LGTの戦略が功を奏するのかどうか、801Exが発売され、OZサービスもスタートする4月上旬が楽しみだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月27日 更新
  1. iPhoneでもミリ波の恩恵を ソフトバンクが模索する「ミリ波×Wi-Fi」という新解法 (2026年03月25日)
  2. ソフトバンクのRCSが「iPhone」に対応 iOS 26.4以降にアップデートすれば利用可能 (2026年03月26日)
  3. 文末の「。」が威圧感を与える? 20代の約半数が気にする“マルハラ”を防ぎ、チャットで好印象を与える3つの工夫 (2026年03月25日)
  4. ファミマ、シチズン共同開発の「腕時計」発売へ 1998円で10気圧防水、ファミマカラーがアクセント (2026年03月26日)
  5. USB Type-C端子をマグネット化できる「エレコム マグネット変換アダプタ」が15%オフの1088円に (2026年03月25日)
  6. ドコモの「dバリューパス」に月額550円を払って、結局いくら得をするのか? (2026年03月25日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. ソフトバンクの「Galaxy Z Fold7(256GB)」、MNPで2年間約6万円に 3月27日まで【スマホお得情報】 (2026年03月25日)
  9. スマートウォッチ「wena」が復活を果たしたワケ ソニーから独立した對馬氏が語るスタートアップの勝算 (2026年03月24日)
  10. ファーウェイ時代再来か? 中国スマホ市場2025年振り返りと2026年の展望 (2026年03月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年