「オー!マイキー」海を渡る――韓「LG Telecom」の広告に登場

» 2007年05月28日 18時06分 公開
[佐々木朋美,ITmedia]

 韓LG Telecom(以下、LGT)の新たな広告モデルに「オー!マイキー」が採用され、さまざまなCMやイベントが展開されている。

photophoto ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル会場の映画館で展示されている、オー!マイキー出演のマネキン

 オー!マイキーは、2002年にテレビ東京で放映された石橋義正監督のミニドラマ。登場人物がすべてマネキン人形という独特の世界観と、繰り広げられるブラックユーモアが大きな人気となった。韓国では「フーコン家族」というタイトルで映画祭で上映され、ケーブルテレビでも放送されている。

 LGTによると「韓国CF界で、マネキンを広告モデルとするのはこれが最初」ということだ。同社では「氾濫する広告市場で新鮮なアイテムを探していたところ、フーコン家族に接し、思い切って起用した」と、採用の理由について述べている。

 オー!マイキーは「CAN U」の広告へ登場したのを皮切りに、「よさげに見える折りたたみ編」(メタル素材の高級感あふれる外観の携帯電話LG-LB2500)や「二重人格DMBケータイ編」(縦・横方向に開閉できる携帯電話SPH-B6550)、LGTによる待ち受け画面サービス「今日は」に関するCMに出演。CMではドラマ同様、ちょっとブラックなオチと、“フーコン一家”のとぼけた魅力がはじけている。

 広告掲載当初は「もの珍しく見慣れない」という反応だったが、慣れてくると「広告の最後を飾る特有の笑いの中毒になる」という評価を得るようになった。

 LGTはさらに大々的な広告キャンペーンとして、5月23日から27日に行われた「ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル」に、オー!マイキーの3分エピソード計20話を特別招待プログラムとして出展。同会場には「日本から直接連れてきた」(LGT)というマネキン7体を展示するほどの力の入れようだった。

 LGTでは「既存のスターやモデル中心の広告に飽き飽きしていた視聴者にとって、フーコン家族は新鮮なショックとなったようだ」と、手ごたえを感じている様子。LGTでは2007年に販売される端末やキラーサービスの広告に、継続してオー!マイキーを起用していく予定だ。

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