ドコモの販売ランキングは今回、下位にいくつかの変動が見られた。
首位から3位までは前回と変わらず。首位にパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P905i」、2位に同じくパナソニック モバイル製の「P705i」、3位にNEC製の「N905i」がランクイン。続いて4位にシャープ製の「SH905i」(前回5位)、5位に富士通製の「らくらくホンIVS」(前回6位)が入った。
今回順位を上げたのは、SH905i、らくらくホンIVS、「P705iμ」、「SH705iII」、「N705i」の5機種。対して、前々回まで首位だった「らくらくホンIV」(前回4位)がさらに順位を下げ、8位にまで落ち込んだ。
さて、ドコモは5月27日に2008年夏モデル19機種を発表。早速、今週末の6月1日から順次、906iシリーズが発売される。ドコモが新機種の発表後、間をおかずにすぐ発売するのも珍しいことだが、販売店の旧機種値下げ対応も早かった。今週、旧機種となった2007年11月発売の905iシリーズは、“値下げしました”や“特価”などの目立つPOPを目にし、分割支払金額を24回払い時で1000円台後半にする店舗をいくつか見かけた。なお、夏モデルとは別に発表された「PRADA phone by LG」も6月1日に発売される。
今後の販売動向として、新機種とやや安価な旧機種のどちらをユーザーが選ぶのかが気になる。夏モデルの906iシリーズは、型番こそ“iS”を使用しなくなり、いくつかの新機能や新サービスはあるものの、905iシリーズをベースにしたリニューアルモデルという位置付けは大きく変わらない。906iシリーズが905iシリーズとどう違うのか、どう進化したのかなどは各機種の「写真で解説する」レビューを参考にしていただきたい。大きく変わらないとユーザーに判断される機種の場合は、旧機種の人気が再燃する可能性もあるだろう。
春商戦が終わってやや停滞していた販売ランキング、次回は大きく変動しそうだ。
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