動画で振り返る、ウィルコムの夏モデル発表会(1/2 ページ)

» 2008年06月02日 07時00分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 5月26日、ウィルコムがW-ZERO3シリーズの集大成ともいえる「WILLCOM 03」と、同社の音声定額サービスを牽引するカジュアル端末「HONEY BEE」のコラボモデルを発表した。発表会では、次世代PHSのサービス名が「WILLCOM CORE」と決まったことや、今年度中にFeliCaを搭載した端末をリリースする予定であることも明らかにするなど、同社の今後の方向性をかいま見せるものとなった。

 ウィルコムが投入した2モデルは、ウィルコムのウリである“リーズナブルな価格の音声定額とデータ通信の定額”を際だたせるものだと、同社の喜久川氏は説明。今後の端末開発については、生活密着型の端末とスマートフォンに注力しながら、WILLCOM CORE時代につながる端末を開発するという方向性を示した。

 ウィルコムが目指すのは、垂直統合型のビジネスモデルを展開する携帯キャリアとは一線を画した、オープンなビジネスモデル。オープンなインフラとオープンなデバイスによる“新たな領域”を開拓するとし、従来型のモバイルブロードバンドに加え、サービスを利用するユーザーが、ウィルコムのデバイスやインフラであることを意識することなく無線ネットワークを使うような、いわばネットサービスの“裏方”的な事業や、固定網の代わりとして使える「ワイヤレスブロードバンド」の領域を強化する考えだ。

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