ソフトバンク版のVIERAケータイもスリムに進化。パナソニック モバイルコミュニケーションズ製ハイエンドモデル「921P」は、前機種「920P」のディスプレイが横にも開くWオープンスタイルをそのままに、デザイン性や機能を強化したリニューアルモデルとして登場する。
外観デザインは、なめらかでやや丸みを帯びた印象のフォルムだった920Pから少し赴きを変え、出っ張りのない、直線的・平面的な造形になった。ヒンジの出っ張りをなくした分、920Pより1.3ミリ薄い厚さ17.5ミリを実現した。
基本スペックはドコモ向けの「P906i」とほぼ同じ。920Pより0.1インチ大きくしたフルワイドVGA(480×854ピクセル)の3.1インチディスプレイ、フレーム補間技術「モバイルWスピード」やコントラスト最大4000:1を実現する「モバイルWコントラストAI」を新たに備えたワンセグ機能、顔認識AF(オートフォーカス)+AE(オート露出)機能を新たに備えた507万画素CMOSカメラ、3Gハイスピード(下り最大3.6Mbps)Bluetooth、GPS、世界対応ケータイ(3G+GSM国際ローミング)、おサイフケータイ(S!FeliCa)、WMA+SD-Audio対応音楽プレーヤー、PCサイトブラウザなどを備える。
P906iと異なるのは、背面パネルのデザイン、カラーラインアップ、ダイヤルキー、ワンセグとPCサイトブラウザを互いに切り替えられる「メディアジャンプボタン」の搭載とそれに関わるキーアサインの変更、そして横向きUIがないことなどが挙げられる。本体カラーはパープルやミントグリーン、ピンクといった、いわゆる王道以外の色も用意する。
1つ残念なのは、横向き用UI「ヨコオープンメニュー」がないこと。もちろん920Pにも対応したワンセグ・PCサイトブラウザの向き連動切り替えやゲームアプリなどは横向きで楽しめるが、P906iに採用されたようなヨコオープンメニューは備わらない。
ディスプレイは920Pから0.1インチだけ大きくなったフルワイドVGA液晶を搭載。前後左右160度の広い視野角を実現し、ヨコオープンスタイル時はディスプレイを自由な角度に調整できる。ワンセグ機能はP906iと同様にワンセグアンテナを内蔵型とし、さらにフレーム補間技術「モバイルWスピード」や最大4000:1のコントラストを実現する「モバイルWコントラストAI」を備え、映像を高画質に表示できる。ソフトバンクモバイルの“P”端末独特の「メディアジャンプボタン」も継承して用意し、この独立したキーを押すだけでワンセグとPCサイトブラウザを互いに切り替えられる。「テレビを視聴中、“続きはWebで〜”といった告知が出たときに複雑な操作なしにPCサイトをチェックする」といった使用例をアピールしていた。ゆくゆくは、ワンセグの“続きはWebで”の画面から一発操作で該当サイトへアクセスさせるような仕掛けも考えられているだろうか。
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ソフトバンク版のVIERAケータイ2代目となる「921P」。Wオープンスタイルはそのままに、デザインや3.1インチのフルワイドVGAディスプレイ、顔認識AFカメラなどを備える
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