iPhone、買う? 何に使う?――アスキー総研調べソフトバンクモバイルから年内発売決定

» 2008年06月10日 01時02分 公開
[ITmedia]
Photo 写真はGSM版のiPhone

 アスキー総合研究所は6月9日、アスキー・メディアワークスが実施した「iPhoneの国内販売」に関するアンケートをまとめた結果を発表した。調査は6月2日と3日の両日、携帯電話/PHSおよびインターネットを利用している10代から60代までの男女を対象に実施したもので、サンプル数は311。

 アップルが販売するiPhoneが国内で発売され、キャリアを変更することなく利用できる場合、「検討する」を含めた51%が購入に前向きな姿勢を示した。「(発売後)すぐにでも購入する」「購入すると思う」という、より積極的な回答は全体の9%だった。購入意向は男性で圧倒的に高く、「すぐにでも購入する」「購入すると思う」を合わせた割合は、女性が3%なのに対し、男性は17%。年代では30代が最も高く、15%に達した。

 購入意向のある人の割合を、現在の契約事業者別に見ると、「(発売後)すぐにでも購入する」「購入すると思う」という人は、ソフトバンクモバイル契約者で12%、NTTドコモ契約者で10%、au契約者で8%。「検討する」までを含めた場合、逆にソフトバンクモバイル契約者が最も低くなった。

 iPhoneの使用にキャリアを変更する必要がある場合の購入意向について、契約キャリア別に比較すると、ソフトバンクモバイルの契約者が最も高く10%となった。他方、契約キャリアの変更が必要な場合、変更契約先事業者として想定される事業者については、「ソフトバンクモバイル」という回答が最も多く、「au」「NTTドコモ」の順で続いた。ソフトバンクモバイルは、キャリア変更の恩恵を受けやすい状況にあるが、同時に他キャリアに変更する可能性が高い契約者が多いという結果になった。

 「検討する」と回答した人も含めた購入意向者に、iPhoneの価格として許容できる最高価格を聞いたところ、「2万円台未満」を除くと「3万円」が27%で最多となり、これに「5万円」が15%で続いた。「5万円」の場合、購入を検討する人全体の34%が許容することになる。また「すぐにでも購入する」「購入すると思う」という回答者に限定すると、「5万円まで」は62%を占める。

Photo iPhoneの価格として許容できる金額

 iPhoneの認知度は、「名前だけ知っていた」を含めると79%に達し、そのうち、「とても興味がある」「まあ興味がある」人の比率は62%を占めている。iPhoneに惹かれる理由は、「先進性に対するワクワク感から」という回答が50%で1位となった。以下、「ほしい機能が使えるから」が42%、「デザインの良いものを所有する満足感から」が35%、「アップルの製品だから」が25%と並んでいる。

 iPhoneについて知っていた人のうち、12%が何らかの商品の買い控えをしており、そのうちの59%が「昨年7月〜8月」以前から待っていることが分かった。買い控えの対象は「携帯電話・スマートフォン」が59%で最多。iPodなどの「ポータブルオーディオプレーヤー/ムービープレーヤー」が48%でこれに続いた。

 iPhoneについて気になる点は「バッテリーの持ち時間」が72%で1位。2位は「PC向けWebサイトを利用したときの料金が定額か」が65%となった。

Photo iPhoneの用途
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