写真で解説する「H11HW」

» 2008年06月16日 19時12分 公開
[田中聡(至楽社),ITmedia]
photo 「H11HW」カラーはブラックとホワイトの2色をラインアップ

 「H11HW」は、国内の音声端末としては初となる中国Huawei(ファーウエイ)製モデルで、イー・モバイルの携帯電話機としては3機種目になる。最大3.6MbpsのHSDPA、テレビ電話、Bluetooth、メディアプレーヤー、200万画素カメラ、EMnetサービスなどに対応している。

 付属のUSBケーブル、またはBluetoothを使ってワイヤレスでパソコンと接続すれば、H11HWをモデムとして活用でき、パソコンで下り最大3.6Mbpsの高速通信を利用可能だ。国際ローミングはH11HW単体では非対応だが、海外の端末にSIMカードを入れ替えれば現地で利用できるという。

 H11HWは海外向けのモデルがベースとなっており、スペックも同等。そのためか、メインディスプレイは約2インチのQCIF+(176×220ピクセル)表示対応TFT液晶と小さく、QVGA(240×320ピクセル)以上のディスプレイが当たり前になった日本では物足りない印象だ。また、赤外線通信やバーコード(QRコード)の読み取りにも対応していない。したがって、“1台目”のメイン機種というよりは、「データ通信用のモデム用」「海外でのチップローミング用」など“2台目”として使うほうが向いているといえるだろう。

photophotophoto 本体を開いた正面(写真=左)、閉じた正面(写真=中)と裏面(写真=右)。一般的な折りたたみ端末だが、本体を閉じようとするとディスプレイ側が「パコッ」と勢いよく倒れる。このあたりの作りはモトローラやSamsung電子端末と似ている

photophoto サブディスプレイは1インチの有機EL(96×64ピクセル)(写真=左)。サブディスプレイの下には音楽操作用のタッチセンサが備えられている(写真=右)

photophoto ダイヤルキーにはフラットなシートキーを採用。キーバックライトは白色に点灯する(写真=左)。microSDカードスロットは電池カバー内部に用意されており、電池パックを外さないとカードを着脱できない。バッテリー容量は850ミリアンペアアワー(写真=右)

photophoto 本体の左側面(写真=左)にはメディアプレーヤー起動用のキーを、本体の右側面(写真=右)にはUSB端子やカメラ操作用のキーを配置する

photophotophoto メニュー画面は9つのアイコンが並ぶオーソドックスなタイルタイプ(写真=左)EMnetを使ってブラウジングができる。トップページはGoogleモバイルだ(写真=中、右)

photophotophotophoto 日本語変換ソフトにはATOKが採用されており、絵文字入力も可能。ただし、かな入力時に英数カナをワンタッチで変換することはできなかった

photophotophotophoto カメラは最大1600×1200ピクセルの静止画撮影(インカメラは最大640×480ピクセル)、最大176×144ピクセルの動画撮影が可能。特殊効果やホワイトバランスの設定も用意されている

photophotophoto メディアプレーヤーの再生画面。背面の専用キーを使えば、閉じたまま音楽操作ができる。説明員によると、専用の転送ソフトは用意されず、ユーザー自身が音楽ファイルを特定フォルダにドラッグ&ドロップする形になるという

photophotophotophoto アラーム、カレンダー、電卓、単位変換、通貨変換、タスクリスト、ボイスレコーダー、メモ帳、ワールドタイマー、ストップウォッチ、タイマーなどのツールを利用できる

photophoto 海外でチップローミングをする際にネットワークを選択する

photophoto パスワードを使ったロック機能を用意。機能ごとにロック設定することはできないようだ

photophotophoto 待受画面で十字キーの短押しで呼び出せるショートカットを、各4つのキーに割り当てられる。デフォルトでは上キーでブラウザメニュー、右キーでデータフォルダ、下キーで電話帳、左キーで新規メール作成画面を呼び出せる

photophotophotophoto Bluetoothやモデムの設定画面

photophoto 着信音は、マナーモードなどのモード設定から変更する特殊な仕様だ

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photophotophoto カラフルな待受画面をプリセットしている

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