いよいよアプリの話である。まずはPCのiTunesで買う話から。
iTunes Storeへ行くと、新しく「AppStore」ができている。ここに大量のiPhone 3G(2.0にバージョンアップしたiPod touchを含む)用アプリが並んでいる。大量に並んでいる。毎日数が増えていくのでいくつあるかはなんともいえないが、初日の段階で500個はあったそうだ。
購入は曲と同じ。IDとパスワードが保存してあれば「ワンクリック」ですぐ買える。すぐ買えすぎて怖い人は、パスワードを毎回いれるようにすべし。価格は無料から数千円。ざっと見た感じ、ちょっとしたユーティリティが数百円、ゲームが1000円前後といったところだ。
またケータイと比べちゃうけれども、AppStoreの有料アプリはすべて「売り切り」。月額××円という会費制的アプリはない。無料のものもある。わかりやすいように無料のものだけをピックアップすることもできるので、最初は無料のものをダウンロードして、どんな感じなのかつかむのもいいだろう。また、「エンターテイメント」「教育」「ゲーム」「スポーツ」など18種類のジャンル分けもされているので、好みのジャンルから探すのもいい。
iPhone 3G用のアプリは「ここでしかダウンロードできない」(ことになっている)。開発者はアップルから開発者キットを入手し、開発し、AppStoreに登録してもらう。その際、審査がはいる(という話。考えてみたら当然だけど)ので、あまりムチャ(奇抜)なものはないけれども、その分安心して使える。
開発側からすれば、有料のアプリを作ってもその代金徴収はアップルが行うので売りやすいし、AppStoreだとターゲットが「世界」に広がる。逆に、日本にいて海外製のアプリが買える。それは非常に魅力的だ。
どんなアプリがあるのか、というと、それこそ千差万別。
まず誰でも最初にダウンロードして気軽に楽しめるのが「一発芸もの」。「PhoneSaber」は画面上にライトセーバー(スターウォーズのアレです)が表示されて、iPhone 3Gを振ると音がする、というだけの一発芸アプリ。単純なところでは、iPhoneの画面全体を最大輝度で白く光らせるだけの「Light」なんかは笑えるけど実用性もありそう。いざというときに役立つかもだ。
iPhoneが持ってそうで持っていない機能を追加するアプリとしては、ボイスレコーダーがある。これはけっこうたくさん出ている。ゲームは、iPhoneってここまできれいな3Dグラフィックスを動かせるのかっ、と驚くようなものが各社から出ている。ボタンはないけれども、モーションセンサーを利用してiPhoneを動かして遊んだり、タッチパネルなので画面上をタップして遊んだり。
数社から同じコンセプトのものが出ているゲームアプリもある。カードゲーム(ソリテアとかポーカーとか)や、数独(SUDOKU)が代表的だ。わたしは一応日本製を、ってことでハドソンの数独を買ったけれども……これは液晶を見続けることになるので電池を消耗します。やばい。
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