iモードメールにも対応予定――ドコモの山田社長が「BlackBerry Bold」の魅力をアピール(2/2 ページ)

» 2008年09月29日 23時00分 公開
[園部修,ITmedia]
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専用パケット定額プランを提供する可能性も――ドコモ 串間和彦部長

Photo NTTドコモ ソリューションビジネス部長の串間和彦氏

 NTTドコモでソリューションビジネス部長を務める串間和彦氏は、BlackBerry Boldを「従来のビジネス分野に重点を置きつつ、コンシューマ分野にも拡大していく端末」だと話す。

 同氏は2007年の日米の年間端末販売数を比較し、北米では約17%がスマートフォンであるのに対し、日本はスマートフォンの占める割合が約2%しかないことを紹介した。その理由は、日本ではスマートフォンが登場する前から、iモードに代表されるような、携帯電話上で使えるコンシューマ向けのインターネットサービスが普及していたからだ。しかし串間氏は、「昨今は汎用プラットフォームを組み合わせたスマートフォンが相次いで登場しており、携帯電話よりも汎用的で、アプリが容易に追加できるスマートフォンを使ったサービスアプリケーションが今後ますます増えていく」と分析。今後はスマートフォン市場が加速しながら台数を伸ばしていくとの見通しを示した。

PhotoPhoto ドコモは、2005年7月に投入した「M1000」以来、さまざまなスマートフォンをリリースしてきた。その中にあって、BlackBerry Boldはビジネスユースとパーソナルユースを満たす最強のスマートフォンだという。日本市場では、端末の総出荷数に占めるスマートフォンの割合が北米と比べて低く、まだまだ成長の余地があると見る

 この状況に対応するため、ドコモは大企業、外資系企業だけでなく、中企業にも、日本市場に合わせた形でカスタマイズしたBlackBerry Boldを提供していく。さらに、企業ユーザーの場合はミッションクリティカルなシーンで利用されることにも配慮して、迅速な対応が可能な対面でのサポート体制も強化・整備する。

 また串間氏は、BlackBerry Boldが、従来のBlackBerryの機能に加えてマルチメディア機能も備えたことで、「ビジネス・コンシューマ双方のニーズに応えられる端末になった」と話し、コンシューマ分野でも十分通用する端末であることから、個人ユーザー向けにも、普通に購入できる形で提供していくことを明らかにした。「最初は法人7対個人3くらいの割合になるだろうが、BlackBerry Bold投入後はいずれ法人6対個人4くらいまでにはなるのではないか」(串間氏)

PhotoPhoto BlackBerry Boldは、ビジネス向け機能とコンシューマー向け機能をそれぞれ強化し、大きく進化した。「PCの利便性を手のひらに凝縮したスマートフォン」だと胸を張る。BlackBerry 8707hよりも幅広いエリアをカバーし、コンシューマーユーザーのエンタテインメントニーズにも応えられる

 現在、BlackBerryの個人向け販売はWebサイトで行っているが、ドコモショップや量販店での販売も検討する予定。料金プランも、8万パケットの無料通信分を含んだ月額1680円の「ブラックベリーデータ通信パック」に加えて、Bizホーダイダブルの適用なども含め、定額料金プランの提供を考えているという。また、BlackBerry向けアプリケーションのポータルサイトを開設し、専用の日本語コンテンツやアプリケーションの販売・流通体制を整備する。

PhotoPhoto BlackBerry Boldの投入と、日本市場向けのカスタマイズを施すことで、エンタープライズソリューションもインターネットサービスも、ターゲットが拡大する。国内販売を開始するまでに、パケット定額制の導入やサポート体制の強化、コンテンツやアプリケーションの販売・流通体制の整備、SIベンダーやアプリベンダーとの協業なども進めていく

 「料金はまだ決めていない。情勢を見て決めていく予定だが、当然買っていただきやすい料金を実現していきたい」(串間氏)

 端末の価格や定額プランについては、あまり多くは語られなかったが、現行のものよりも安く使えるような方向で検討し、多くのユーザーに使ってもらえる価格を目指すと意気込んだ。

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