au端末も夏の商戦期とは異なる動きが見られる。夏の新機種のうち、発売当初はランクインしたものの数週後に圏外へ落ちていた中位クラスの機種が、10月に入りじわじわ順位を上げている。
首位は前回と変わらず、シャープ製の「W62SH」が獲得。続いて2位に東芝製の「W61T」、3位にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「W62S」、4位にPantech & Curitel製の「簡単ケータイ W62PT」(前回6位)、5位にシャープ製の「URBANO」が入った。上位は簡単ケータイ W62PTの調子がよく、今回は4位まで上がってきた。8月30日の発売から9月の敬老の日商戦を経て、ランキングの常連端末として定着してきている。
今回は、ソニー・エリクソン製の「フルチェンケータイ re」と日立製作所製の「Woooケータイ W62H」の躍進が目立つ。それぞれ前回の10位から7位、ランク圏外から8位に順位を上げた。
10月に入り、店舗が定めるオプションの加入といった条件下で、旧機種だけでなく現行機種もやや値下げする携帯ショップをいくつか見かけるようになった。中には、シンプルコースの一括払い価格で数千円台とする、かなり値頃な現行機種も確認した。これら施策により、2008年秋冬モデルが登場するまでの間、特に夏モデルで中位から下位の人気だった機種が値下げ効果で再浮上するような動きも見られそうだ。
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