では、実際に“カーナビ”としてどう動くだろう。
地図は細い路地まで網羅する10メートルスケールまで拡大表示できる。高速道路や国道、主要都道府県道といった道がそれぞれ色分けされ、スケールに合わせて市町村名や主要施設の名称なども表示される。高速道路はインターチェンジの位置だけでなく、入路と出路の方向も区別できるよう表示される。
50メートルスケールより拡大すると一方通行情報なども表示され、25メートルスケールと10メートルスケールは実際の道路の幅に合わせた表示になり、建物の形状や歩道の有無なども示される。普段は50〜200メートルスケールで、目的地に近づいたら25メートルスケールあたりに合わせると、細かい路地にある場所などへも迷わずたどれそうだ。
オンデマンドVICSによる渋滞表示も、パイオニア製専用カーナビのそれに似た仕様で分かりやすい。情報提供されている路線に関しては渋滞情報とともに“順調”情報も表示でき、一般道と高速道路は色の濃淡で区別できるようになっている。なお、首都高速の一部区間のように一般道と重なるような場所は渋滞情報の表示も重なってしまうが、この点はさすがに専用カーナビでも似たようなものだ。
カーナビは周辺施設情報の表示も重要機能の一部。MapFan Naviiは、もちろんぬかりなく施設情報数だけでなく付加情報も充実する。商業施設や飲食店などは営業時間や電話番号、駐車場の有無など、コンビニエンスストアはATMの有無など。さらに一般駐車場は営業時間や料金なども確認できた。もちろんすべての施設情報にこれだけ詳しい情報があるわけではないが、この点は専用カーナビと比較しても見劣りはしないだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.