写真で解説する「N-04A」

» 2009年01月19日 15時30分 公開
[青山祐介,ITmedia]

 木目を生かしたデザインなど、斬新で洗練された外観で人気を博した「N705i」からちょうど1年。デザイン家電ブランド“amadana”とドコモ、NECのコラボレーションで生まれた「amadanaケータイ」の最新作が、NEC製の「N-04A」だ。今回のモデルはN705iとは異なり、3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)の大画面がボディ前面のほとんどを占めるたくましいデザインとなっている。

 ボディカラーはamadana black、amadana white、ultimate pink、amadana brownの4色。いずれも落ち着いた色味で、ディスプレイの下に「amadana」のロゴが入る。今回もamadana brownは「amadana specialパッケージ」として、amadanaブランドのBluetoothユニットとイヤフォンが同梱される。

PhotoPhotoPhoto カラーバリエーションは、落ち着いた色味の4色を用意。左からamadana black、amadana white、ultimate pink、amadana brown
Photo 「amadana specialパッケージ」の同梱物。amadana Bluetooth Unit(左)とamadanaイヤフォン
PhotoPhoto ディスプレイは3.0インチフルワイドVGA液晶。裏面には3.2メガピクセルのCMOSカメラを装備。カメラ部はやや出っ張っている。microSDカードスロットはバッテリーカバーの内側にある
PhotoPhoto amadanaロゴの下の部分にタッチセンサーが3つ並ぶ
PhotoPhoto 左側面の上部に外部接続端子を装備。右側面下端にはタッチセンサーの起動やロックをするボタンを配置している
PhotoPhoto 左側面の充電端子のカバーは外して回転させられる。タッチセンサー起動ボタンは端末のかなり端にある
PhotoPhoto 端末上部にはワンセグアンテナを装備。型名の刻印もこの面にある。下端にはマイクや充電用の金属接点がある
PhotoPhoto ワンセグアンテナは2段ロッドタイプ。下面には充電台用の端子を備える

 スクエアなボディは厚さ12.9ミリと薄く、大きな弧を描くようにスライドする「アークスライド」を採用。ディスプレイ側は、スライドさせるとダイヤルキーに対して少し手前に起きるような形となり、キーを打つときに画面が見やすいほか、通話時にはマイク部分が口に近くなるという特徴がある。ディスプレイは約3.0インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶を採用し、その下には3つのタッチセンサーを備える。スライドを閉じた状態でも、ここをタッチすることで、カメラやワンセグの操作が可能だ。

Photo 大きな弧を描くようにスライドする「アークスライド」。ダイヤルキー側のボディに、筐体が凹むようにアールが設けられており、それに沿ってスライドすることでディスプレイ上端が起きてくる仕組み
Photo ディスプレイ側のスライド面にもamadanaのロゴが入っている
PhotoPhoto ダイヤルキーは縦列がつながったタイルキーでストロークは浅め。ダイヤルキー面はアークスライドのために凹むようにラウンドしているのだが、緩やかなカーブになっているのでほとんどそれを感じさせない
PhotoPhoto タッチセンサーに触れるとタッチメニューが現れる。メニューは基本的に本体を横に持ち、左右にスクロールさせるインタフェースになっている。「・」で決定、「<」「>」で左右にカーソルを移動、スクロールさせる

 N-04Aはamadanaがデザインとカラーリングのディレクションを行っているだけでなく、インタフェースや内蔵コンテンツにも、amadanaのパートナーである「TYCOON GRAPHICS」によるグラフィックが採用されている。待受画面やメニュー画面のテーマは、すべてamadanaの世界観にマッチした、落ち着いた色合いのカラーパターンで構成され、アンテナ感度や各種アイコンなどにもそのテイストは生かされている。また、マチキャラとしてamadanaオリジナルキャラクターの忍者がプリインストールされている点も見逃せない。

PhotoPhotoPhoto TYCOON GRAPHICSによるインタフェースデザイン
PhotoPhoto 待ち受け画面で「メールあり」と訴えているのは、amadanaオリジナルデザインの忍者。キャラクター設定で、ひつじのしつじやバザールでござーるなどから選ぶことができる
PhotoPhotoPhotoPhoto そのほかにも、amadanaならではのコンテンツが内蔵されている

 こうした独特な視覚表現に加え、細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一によるHASYMOが音楽コンテンツを提供。着信音や各種操作音などに、こうしたサウンドが使われる。ただし、発表会で展示されていた端末にはまだ実装されていなかった。また音声関係ではSRSの新技術「SRS TruMedia」を搭載。中高音をクリアにして重低音をパワフルに再現する技術で、さらにヘッドフォンで5.1chのサラウンド効果が得られ、ワンセグや内蔵コンテンツ最盛時に臨場感溢れる音を楽しむことができる。

 このほか、今回の発表会でリリースされた「iウィジェット」「iコンシェル」など最新サービスに対応。さらに「FOMAハイスピード7.2Mbps」にも対応しており、大容量コンテンツのダウンロードなど、インターネット利用が快適にできる。

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