第5回 テキストリーダー+翻訳の精度は高い?――「EXILIMケータイ W63CA」「EXILIMケータイ W63CA」の“ここ”が知りたい

» 2009年01月26日 20時26分 公開
[八百山ゆーすけ,ITmedia]
photophoto 「EXILIMケータイ W63CA」。本体カラーはチタニウムゴールド、シャインピンク、アイスホワイト、メタルグリーン

質問:テキストリーダーの翻訳精度はどれくらいか

 カシオ計算機は電子辞書でも有名なメーカーであるだけに、同社のケータイは辞書機能が充実している。「EXILIMケータイ W63CA」でも“しゃべるモバイル辞典”として、「ポケットプログレッシブ英和/和英/国語辞典」「英会話とっさのひとこと辞典」「英会話海外旅行ひとこと辞典」「ライト英会話」「日経ナショナル ジオグラフィック社World Guide」を収録。英和、和英、国語辞典だけでなく、英会話辞典や百科事典もあり、充実している。

 W63CAではさらに、カメラで撮影した文章をそのまま翻訳してくれる「テキストリーダー」が追加された。読み取った文章を手動で修正してからも翻訳できる。

 いくつかの英文の翻訳に挑戦してみたが、ゴシックや丸文字などは読み取り精度が低く、(アルファベットの書体の1つの)ローマン体ではいくぶん高かった。翻訳の精度は、読み取る文書によっては高いが、全体的な傾向としては「パッと撮影してパッと翻訳」と簡単にはいかないようだ。とはいえ、経験的にいうと、PC向け複合機などと連携するOCRソフトを使っても、期待通りの読み取り精度が得られることは少ないので、「ケータイだから精度が悪い」とはいえなさそうだ。

photophotophotophoto カメラから翻訳機能を起動。画面上に点線の平行線が現れるので、翻訳したい文章をこの線と並行になるよう収める(写真=左端)。「撮影」を選択すると解析が始まり画面が真っ暗になる。このときに読み取りを行っているので、ほかの機能は使えない(写真=左中)。解析が終わると読み取りに成功した文が囲まれるので、翻訳したい文を選択する(写真=右中)。前の画面で「翻訳」を選択すると翻訳作業が始まる(写真=右端)
photophotophotophoto 翻訳が終わると原文と訳文を対比して見られる。読み取った文章はそのままでは間違っていることが多いので、「編集」から訂正する(写真=左端)。修正する場合は手入力による「文字入力」と、再び読み取りを行う「文章読取」を選べる(写真=左中)。「文字入力」を選んだ場合は、普通のテキスト入力のように文章を修正していく(写真=右中)。文章を修正後、再び翻訳をすれば翻訳精度が上がる(写真=右端)

質問:自動カーソル移動はできるか

 「あい」「かき」など、同じ行の文字を入力する「自動カーソル移動」機能は、一定時間操作をしないとカーソルが移動するので、十字キーの右を押す必要がなく便利だ。W63CAはこの自動カーソル移動機能を搭載しており、オン/オフの切り替えもできる。

 また、予測変換候補の選択はカーソルを上下のみに移動するのではなく、上下左右で移動するタイプとなっている。

photophotophoto 同じ「あ」行の文字を続けて打つようなときに便利な自動カーソル移動。「入力設定」からオン/オフを設定できる(写真=左、中)。予測変換のウインドウ内で候補を選択する場合、カーソル移動は上下左右で行う方式となっている

質問:ワンセグのバックグラウンド録画はできる?

 今やミドルクラス以上のケータイでワンセグ視聴ができるのは当たり前、さらに録画や予約録画ができないと不便――といえるほどワンセグが普及した。W63CAもワンセグの予約録画は可能だ。

 ワンセグ以外の機能を使っているときに、裏で録画をしてくれる「バックグラウンド録画」もできる。ワンセグ録画中にマルチキーを押してほかの機能を立ち上げると、バックグラウンドで録画が継続される。なお、本体のデータフォルダ(約600Mバイト)には約3時間20分の録画ができる。

photophotophoto 録画開始時間になるとスケジュール用のアラームが起動し、番組タイトルと録画開始時刻が表示される(写真=左)。その後、ワンセグの画面が立ち上がって録画が始まる(写真=中、右)

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