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» 2010年07月02日 16時46分 公開

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:圧倒的によくなったカメラ性能――「iPhone 4」 (2/3)

[荻窪圭,ITmedia]

iPhone 3GSとiPhone 4で撮り比べる

 iPhone 3GSのカメラとiPhone 4のカメラは何が違うのか。大きく分けて3つある。

 1つはシャープさ。3GSのカメラはディテールがもやっとしていたけど、iPhone 4はシャキッとしてる。だからよりメリハリがある写真を撮れる。

PhotoPhoto いつもの滑り台。写真は左がiPhone 3GS、右がiPhone 4。以下同じ。全体はやや明るめで暗部のツブレも軽減されている。3GSはやや赤みが、逆に4はやや青みが目立つ結果になった
PhotoPhoto いつものあずまや。右の4の方が少し画角が広くなっていることと、ディテールがシャキッとしてるのがポイント。画素数による差以上の違いだ

 2番目は露出。3GSでは構図内に輝度が高い(明るい)部分があるとそれに引きずられる格好で、全体が露出アンダーになる(つまり、部分的に明るい所があると、そのせいで全体が暗く写る)傾向があった。だから、暗部を持ち上げて明るさを調節するアプリにニーズがあった。だが4ではそれがかなり改善された。

PhotoPhoto これはもう一目瞭然。3GSはボンネットやフロントグリルなどに反射した光のせいで全体が暗くなってる。4は何の問題もなく期待したとおりの明るさと色。これはよい。

 3番目は高感度での撮影に強くなったこと。

PhotoPhoto 3GSより4の方がディテールがきりっとしていて背景に見えるノイズも少ない
PhotoPhoto こちらはさらに暗い場所でどちらもISO1000という高感度での撮影。右の4の方がディテールまでしっかり出ている。だが、色的には3GSの方が温かい感じがしていいかも

 逆に、iPhone 4には新たな弱点が出てきた。

PhotoPhoto どちらも、調光できるLED電球の白熱灯モードで撮ったもの。3GSはノイズは目立つもののやや赤みのあるいい感じの色で取れている。4はノイズは明らかに少なくていい感じだが、色が妙に黄色っぽい

 CMOSセンサーの特性なのかiPhone 4の画像処理の問題なのかは分からないが、白熱灯系の色温度が低い場所はやや苦手なようだ。

iPhone 4でいろいろ撮ってみる

 ではそれ以外の写真をざっと見ていこう。

Photo ニワトリ。目元までしっかり表現されているし、露出も色も問題なし。これはよい
Photo 午前4時半の朝焼け。これは予想以上にすばらしい写り。これだけきれいに空を撮れればなんの文句もない

Photo 最短撮影距離は10センチ弱くらい。中央がハート型にくりぬかれたホットケーキ。室内でも色温度が低すぎなければきれいに撮れる
Photo 巨大なベーコンエッグバーガーを外光の入る窓際で。もうちょっと赤みがあってもいいかも

Photo ぶどう。タップしてフォーカスが使えるとこういう構図でものすごく便利。しっかり左手前の房にピントを合わせられる
Photo あじさい。ハイコントラストな構図でもしっかりと

Photo こういう構図も確実に猫にピントと露出を合わせるためにタップしてフォーカスする
Photo 色温度が低い照明だったので少し黄色っぽさが出ているが、ISO1000としては非常にいい感じ。ディテールを見るとノイズが出ているが、不自然なノイズ低減処理もなく、ナチュラルなノイズなので気にならない感じだ

PhotoPhotoPhoto デジタルズームを使ってみた。2枚目が3倍くらい、3枚目は5倍デジタルズームである。さすがに5倍は斜めの線に凸凹がでて無理が生じる。2倍くらいなら普通に、ギリギリで3倍くらいまでは使えそうな感じ

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