日本通信は6月26日、停電時の連絡手段確保を目的にしたLTEデータ通信サービス「停電通信」を発表、同日より販売を開始した。価格は3万4000円(税込み、以下同)、以降90日おき、あるいは500Mバイトの通信ごとに1200円が発生する。
停電通信は、LTE通信対応USBスティック型データ通信機器とNTTドコモのXi(LTE)エリアを利用できる90日500Mバイトまでの利用権付きSIMカードをセットにして販売。停電時もバッテリー動作するノートPCに差して使うUSB機器スタイルとし、固定回線網や無線LANが利用できない状況でも、PC+停電通信により家族や友人、重要な仕事の連絡がとれ、Webサイトにアクセスして必要な情報が入手できるとする。
付属するSIMカードは初期購入時で90日(3カ月)/500Mバイトの通信量まで利用可能。以降90日(3カ月)/500Mバイトまで1200円の更新料(チャージ料金)で運用する仕組み。チャージ料金はクレジットカード決済で支払い、利用可能データ量が100Mバイト未満になった時点、あるいは有効期間の満了まで2日未満となった時点で自動的にチャージが行われる。
通信速度はXi(LTE)エリアで下り最大75Mbps/上り最大25Mbps、FOMA(3G)エリアで下り最大14.4Mbps/上り最大5.76Mbps。ただし、当日を含む直近3日間の通信量の合計が300万パケット(360Mバイト相当)以上の大量データ通信があった場合、速度制限を施すルールを設ける。
付属するUSB機器「WM320」。本体サイズは88.5(幅)×30.5(奥行き)×12.9(高さ)ミリ、重量は約30グラム。対応周波数はFDD-LTE:2100MHz、W-CDMA:800M/2100NHz、GSM・EDGE:800M/900M/1800/1900MHz
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