海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル──「香港の公衆無線LANサービス」編:「Wi-Fiも割安」な海外定額データ通信(2/3 ページ)

» 2012年08月23日 17時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

185円/月で公衆無線LANサービスも使えるHutchison

 さて、香港Hutchisonの3G対応プリペイドSIMカードはかなり使い勝手がよい。香港内で28香港ドル/日(約287円)で定額3Gデータ通信ができるのはもちろん、2012年6月に掲載した「香港のSIMカードを中国で使う編」で紹介したように、中国大陸へ数日ほど渡航する際の中国用データ定額SIMカードとしても使える。さらに、わずか18香港ドル/月──つまり185円/月ほどで香港での公衆無線LANサービスも利用できるのだ。

photophoto Hutchisonは「3」のブランドでサービスを展開。赤い「3G Internnational Roaming Rechargeable SIM Card」か、白い「HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card」のどちらかを選んでほしい。ちなみに“赤”の方は一部のコンビニエンスストアでも売っている

 ターゲットとするHutchisonのプリペイドSIMカード「3G Internnational Roaming Rechargeable SIM Card」または「HSDPA Broadband Access Rechargeable SIM Card」は、通信機器に入れて通信すれば初回の開通作業は完了。公衆無線LANサービスの利用登録は、スマートフォンなど電話発信が行える機器で「503106」宛てに空SMSを送信すると完了する(空SMSが送れない機種では、本文に適当な文字列を入れておけばよい)。登録完了とパスワードが記載された返信SMSとともにプリペイドSIMカードのチャージ残高から18香港ドル分が引かれるという流れになる。

 今回、改めてサービス登録をしてみたが、返信SMSが届くまで30分以上かかったのには少し注意したい。なかなか届かないので再度利用登録作業を行ったら「すでに申請されているので再登録は不要っ」というメッセージが表示されたので、登録ミスではなく単に登録に時間がかかるだけようだ。30分となると「喫茶店でふぅひと休み。さぁそろそろ出ようか」といった時間なので、店舗に入ってからではなく、時間がある時にあらかじめやっておくことを勧めたい。

photophoto 「503106」宛てにSMSを送信すると、SIMカードのチャージ額から18香港ドル分が引かれ、公衆無線LANサービス利用のためのパスワードが送られてくる

 Y5Zoneの公衆無線LANスポットは同社サイトでチェックしてほしい。スターバックスやマクドナルド、主なショッピングモールなどがおおむねカバーされている。

 では実際に使ってみよう。PCで無線LANを検索すると、かなりたくさんのSSIDが表示されるが、そこに「Y5ZONE」というSSIDが見つかれば利用可能だ。ただし、接続するSSIDは前述の通りローミングする事業者別になっているので、Hutchison向けのものである「3HKWi-FiService」に接続する。ブラウザを起動するとHutchisonの認証・ログインページになるので、ユーザーIDに「プリペイドSIMカードの電話番号」、パスワードに「SMSで受信したもの」を入力すると利用できるようになる。

photophoto SSIDは、Y5ZONEではなく「3HKWi-FiService」を選択する。ブラウザを立ち上げればログインページが開くので、プリペイドSIMカードの電話番号とパスワードを入力する

中国移動香港のSIMカードでも手軽に利用可能

 もう1つ、Y5Zoneの公衆無線LANサービスは中国移動香港のプリペイドSIMカード(の残高)でも同様に利用できる。ただ、こちらは3Gデータ通信が利用できないSIMカードなので利便性がやや低い。

 メリットは入手性が良好であることか。香港のコンビニエンスストアでは、前述したHutchisonの赤パッケージも売っているが、こちらは場合によっては売り切れていることもある。一方、中国移動香港のそれ(プリペイドSIMにはブランド名である「Peoples」と記載されている)はいくつか種類もあるためか、売り切れていることはほとんどない。

photophoto 中国移動香港の店舗、プリペイドSIMカードはコンビニエンスストアでも購入可能だ。同社は複数タイプのプリペイドSIMカードを発行しているが、どれを買っても公衆無線LANサービスは利用できる

 なお、コンビニエンスストアには中国本土の通信事業者である「中国移動」のプリペイドSIMカードもまれに売っているのでちょっと注意。ともあれ、購入時は「Peoples」の名称が記載されたものであることを確認すると安心だ。

 中国移動香港プリペイドSIMカードの無線LANサービス利用登録は、通話して初期開通、データ通信の利用開始コマンド「*10601#」を電話発信、利用可能になった旨のSMSが返信されたら、無線LANサービス利用開始コマンド「*103#」→料金プラン選択コマンド「1」か「2」か「3」を入力する。

 料金プランは、

  1. 9香港ドル(約92円)/1日
  2. 38香港ドル(約388円)/7日
  3. 78香港ドル(約797円)/30日

 だ。

photo Y5Zoneの利用可能な場所でSSID「CMHK」を選択。ブラウザを開き、SIMカードの電話番号と自身で設定したパスワードを入力する

 次にパスワードの登録を行う。「*124*[パスワードのための6ケタの任意の数字]#」を電話発信する(パスワードを123456にしたい場合は「*124*123456#」となる)。これで事前準備は完了だ。

 あとはY5Zoneの公衆無線LANスポットで利用するだけ。SSIDは「CMHK」、接続後にブラウザで開くログインページのPrepaid Plan Customers枠に「プリペイドSIMの電話番号」と「(先ほど自分で設定した)パスワード」を入力すると利用できるようになる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. ドコモがahamoの料金刷新、40GB・60GB・120GBの3段階制に 月額3135円〜に値上げ (2026年09月25日)
  2. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  3. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  4. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  5. ドコモが既存料金プランを値上げ eximoや5Gギガホは+550円、irumoは+110円〜330円 2026年12月から (2026年09月25日)
  6. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  7. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  8. 新規終了「irumo」から新プラン「ドコモ mini」に乗り換えるべき? お得になる場合、損になる場合 (2025年05月28日)
  9. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  10. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー