Qualcommのクアッドコアプロセッサー、Snapdragon S4 Pro「APQ8064」を搭載、その高性能CPUを存分に生かした多彩な機能を装備――。auの「Optimus G LGL21」は、LGエレクトロニクス(以下、LG)のフラッグシップモデルに日本向けの機能を搭載したAndroidスマートフォンだ。NTTドコモから「Optimus G L-01E」としてリリースされたモデルの兄弟機で、この冬、auユーザー向けにも提供される。
処理速度と通信速度の両面から、より快適な操作性を追求しており、通信機能は下り最大75Mbpsの4G LTEに対応。Web閲覧やアプリのダウンロード、動画ストリーミングなどをストレスなく行えるという。多数のアプリをインストールしてもキビキビした操作を維持できるよう、2GバイトのRAMを搭載した。
クアッドコアプロセッサーの性能を生かしたのが、数々の“ながら”機能だ。「Qスライド」機能は、動画やワンセグを見ている最中に同じ画面上で他のアプリを起動し、重ねて表示する機能。端末を縦にしているときには動画が画面の一部エリアに表示され、横画面では動画とアプリが重ねて表示される。横画面では画面上にスライドバーが表示され、動かすことで動画の透明度を変更しながらアプリを操作する仕様になっている。この機能を使えば、動画を見ながらSNSやメールでコミュニケーションできるというわけだ。
動画はさらに、MHL端子経由で大画面テレビに出力でき、スマートフォン側ではほかの操作を行えるデュアルスクリーン表示に対応。動画閲覧時に、ピンチ操作で画面を拡大/縮小できるのもユニークだ。
手書きの文字を保存できる「Qメモ」は、思い立ったらすぐ記録できるのが特徴で、あらゆるアプリの利用中に呼び出せる。また、どのアプリの利用中にも書いたメモを呼び出すことができ、電話をかける際に手書きで電話番号を記したQメモを呼び出したり、Webを見ながらメモを書いたりといったことが可能になる。
ディスプレイは4.7インチのHD(720×1280ピクセル)液晶。高輝度で高解像度のIPS液晶を採用し、晴れた屋外での視認性を高めるとともに、リアルな色の再現を目指した。カメラは1310万画素CMOSを採用し、シャッタースピードを被写体の動きに応じて自動で変更する「スマートシャッター」や、声でシャッターを切れる「ボイスシャッター」を利用できる。
ワンセグや赤外線、おサイフケータイ、防水といった日本向けのトレンド機能も装備しており、テザリングは最大10台のWi-Fi機器を接続可能。バッテリーの持ちにも配慮しており、短い充電時間で長持ちする2210mAhの大容量バッテリーを搭載した。
機種名 | Optimus G LGL21 |
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OS | Android 4.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon S4 Pro APQ8064(1.5GHzクアッドコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約69×173×9.6ミリ(最厚部 約10.3ミリ) |
重さ | 約143グラム |
連続通話時間 | 約770時間 |
連続待受時間 | 約440時間(LTE:420時間) |
バッテリー容量 | 2210mAh |
メインカメラ | 有効約1300万画素CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約130万画素CMOS |
メモリ | ROM:16Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(別売/最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.7インチ HD(720×1280ピクセル)TFT |
ボディカラー | アストロブルー、プリズムホワイト |
外部インタフェース | microUSB |
主なサービス・機能 | LTE(下り最大75Mbps/上り最大25Mbps)、防水(IPX5/7)、テザリング(10台)、おサイフケータイ、NFC、ワンセグ、赤外線、Eメール(〜@ezweb.ne.jp)、Cメール、デコレーションメール、緊急地震速報、グローバルパスポートCDMA/GSM/GPRS/UMTS、GPS、WIN HIGH SPEED(下り最大9.2Mbps/上り5.5Mbps)、microSIM ほか |
発売日 | 11月2日 |
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