個人向けケータイサービスの顧客満足度、auがトップに――J.D. パワー調査:調査リポート

» 2012年10月30日 18時59分 公開
[ITmedia]
Photo 2012年の顧客満足度ランキング

 J.D. パワー アジア・パシフィックは10月30日、個人ユーザーを対象とする携帯電話サービスの顧客満足度調査の結果を発表した。

 2012年の総合満足度でトップを獲得したのは、578ポイントを獲得したauで、2009年以来3年ぶりに首位を奪還。「各種費用」「提供サービス」の2つの領域で最も高い評価を得ている。

 2010年、2011年と2年連続でトップを守っていたドコモは2位(569ポイント)となり、ソフトバンクモバイル(545ポイント)は最下位だった。

スマホシフトが進む中、顧客満足度は低下気味に

 J.D. パワーによると、業界全体の顧客満足度は前年に比べて10ポイント低下しているという。「通信品質・エリア」「アフターサービス対応」の2つの領域が大幅に低下しており、通信品質・エリアの満足度が低下している背景には、急速なスマートフォンシフトに通信キャリアのインフラが追いついていない状況があると指摘している。

 スマートフォンの利用率は2011年の15%から30%に倍増しており、10〜30代の浸透率は41%に拡大している。スマートフォンを選ぶ理由は「機能が豊富/使いたい機能があった」という回答が多く、機能面に対する期待が高いことが分かる。

Photo スマートフォン利用率の推移(年代別)

 不満な点については、「動作が遅くなったり止まったりす

る」「電池が持たない」といった声が多く、リッチコンテンツの利用率が高い10〜30代、40〜50代で顕著な傾向にある。50代、60代では「使いたい機能が見つけにくい」という声が多く、60代では基本機能の使い方が分かりづらいという声も聞かれるという。

 スマートフォンに対する不満が顕在化する中、業界全体のアフターサービス対応の満足度は低下しており、J.D. パワーでは、顧客対応に求められる知識の高度化や所要時間の増加に通信キャリアの対応が追いついていないと分析。接客担当者の知識やスキルの高度化、顧客を待たせない体制づくりが喫緊の課題と指摘している。


 この調査はインターネットを通じて2012年7月に実施したもので、有効回答数は3万1200。満足度の測定については6つの要素を設定し、それぞれの要素に関連する評価をベースに総合満足度のスコアを算出している。各要素の総合満足度への影響力は「提供サービス」(27%)「通信品質・エリア」(24%)、「各種費用」(19%)、「電話機」(15%)、「アフターサービス対応」(10%)、「電話機購入経験」(5%)の順となっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  2. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  3. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  4. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  5. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  6. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  7. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  10. パナの電動アシスト自転車、スマホ連携が可能に バッテリーの盗難防止や残量通知など 12月発売 (2026年09月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー