アイ・オー・データ機器は、ネットワーク対応カメラ「Qwatch」シリーズの新モデル「TS-WPTCAM」を発表した。出荷開始は4月下旬の予定で、実売予想価格は2万6400円前後とみられる。
Qwatchシリーズは、有線、または、無線ネットワークに対応して、カメラから離れたPCやタブレットデバイス、スマートフォンなどでもカメラで撮影している映像をリアルタイムで利用できるネットワークカメラだ。
カメラには有効100万画素のCMOSセンサを搭載し、音声も確認できる。撮影解像度は、1280×720ピクセル、640×480ピクセル、320×240ピクセル。また、ネットワーク用インタフェースとして、有線LANとIEEE 802.11b/g/nに準拠した無線LANを用意する。
本体のサイズは116.4(幅)×108(奥行き)×122.6(高さ)ミリで、重さは約300グラムになる(ただし、突起部と台座を除く)。
TS-WPTCAMでは、首振り機構を実装しているのでパン355度、チルト120度の範囲で撮影する画角をリモート操作で変更できる。また、暗視機能も導入して赤外線を利用した暗所撮影が可能になった。
TS-WPTCAMを制御する専用アプリ「LCAM View」では、iOSバージョンとAndroidバージョンでユーザーインタフェースを統一し、首振り機構で画角を設定できるTS-WPTCAMに対して、撮影する画角を4カ所まで登録できるプリセット機能と、プリセットした画角を自動で定期的に巡回する「パトロールモード」を導入した。
従来のQwatchシリーズと同様に、パッケージに用意したQRコードを搭載カメラで読み込むだけでタブレットデバイスとスマートフォントの接続が設定できる「QRコネクト+」に対応する。また、カメラで撮影している画像に動きを検出したときにメールで警告する機能も用意している。本体に用意したカードスロットに差したSDメモリーカード(SDHC、SDXCにも対応)、または、LANで接続したNASに撮影画像を保存することも可能だ。
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